オオスズメバチ
オオスズメバチの巣駆除
窓やドアの外側にある装飾部分
28,000円
大阪府門真市小路町のある朝、私はいつものように蜂駆除の仕事に向かっていた。朝食の時間帯、柔らかな日差しが差し込む中、連絡を受けて現場へ急行した。気温はかなり高く、夏の訪れを感じさせる暑さだった。お客様からの連絡は、窓やドアの外側の装飾部分に蜂の巣ができているというものだった。到着までに約1時間、私たち作業員3名は準備を整え、現場に向かった。
現場に着くと、まず目に入ったのは手のひらより少し小さい巣だった。巣の主はなんとオオスズメバチ。オオスズメバチは日本最大級のスズメバチで、その大きさと攻撃性から「森の番人」とも呼ばれている。通常、彼らの巣は木の枝や軒下に作られることが多いが、今回は住宅の装飾部分に巧妙に作られていた。オオスズメバチは非常に凶暴で、刺されると激しい痛みやアレルギー反応を引き起こすこともあるため、迅速かつ確実な駆除が求められる。
作業は慎重に進めた。まず防護服に身を包み、巣の周囲を注意深く観察した。巣は小さいものの蜂の数は多く、油断は禁物だ。私たちは3人で役割分担し、一人が巣の周囲を警戒し、もう一人が駆除用スプレーを準備。私は巣の除去を担当した。オオスズメバチは夜間や早朝に活動が鈍るため、朝の時間帯は駆除に適している。今回の発見も朝食時だったため、作業は比較的スムーズに進んだ。
駆除にかかった時間は2時間ほど。巣の除去と周囲の清掃、再発防止のためのアドバイスも含めた作業だ。費用は28,000円で、お客様には納得していただけた様子だった。立ち会ってくださったのは20代の女性で、未婚の二世帯住宅にお住まいとのこと。作業終了後、彼女は安心した笑顔で私たちを見送ってくれたのが印象的だった。
オオスズメバチの生態について少し触れると、春に女王蜂が単独で巣作りを始め、夏にかけて働き蜂が増えていく。巣は紙のような質感で、木の繊維を噛み砕いて作られている。攻撃的な性格のため、巣に近づく者には容赦なく襲いかかる。専門家による駆除が必須だ。今回のように住宅の装飾部分に巣を作るケースは珍しいが、蜂にとっては安全で風雨をしのげる絶好の場所なのだろう。
今回の駆除で改めて感じたのは、蜂の巣を見つけたら早めの対応が重要だということだ。放置すると巣が大きくなり蜂の数も増えて危険度が高まる。特にオオスズメバチは刺されると命に関わることもあるため、専門の駆除業者に連絡するのが賢明だ。私たちもお客様の安全を第一に考え、迅速かつ確実な作業を心がけている。
最後に、お客様の笑顔を見ることが何よりの報酬だった。暑い中での作業は決して楽ではないが、感謝の言葉や安心した表情を見るとやりがいを感じる。これからも地域の皆様の安全を守るため、日々努力を続けていきたい。蜂の巣に困ったら、どうぞお気軽にご相談を。私たちが全力で駆除にあたる。