キボシアシナガバチ
キボシアシナガバチの巣駆除
玄関のひさし
16,000円
僕たちは、東京都板橋区向原でキボシアシナガバチの巣を駆除する依頼を受けた。依頼主は30代の女性で、未婚の二世帯住居に住んでおられる方だった。彼女は玄関のひさしにタイヤほどの大きさの蜂の巣を発見し、早朝のほどよい暖かさの中で、強い風が吹き抜ける天気の中、蜂の存在に危機感を覚えて我々に連絡をくれた。発見から3日が経過しており、一刻の猶予も許されない状況だった。
我々3名の作業員が現場に到着するまで約1時間を要したが、迅速な対応で彼女の不安を少しでも和らげることを心掛けた。現場に到着すると、玄関のひさしに堂々と構える巣は、直径約70cmにも及び、数百匹のキボシアシナガバチが活動していた。キボシアシナガバチは、その名の通り体に黄色い斑点があるのが特徴で、攻撃的な性質を持つため、慎重な作業が求められる。
駆除作業に取り掛かる前に、近隣住民と依頼主に状況を説明し、安全確保のために一定の距離を保つようお願いした。僕たちのチームは、専門的な防護服と駆除器具を装備し、効率的かつ安全に作業を進めるための段取りを確認した。駆除にかかった時間は約25分で、強風にも負けず、冷静さを保ちながら着実に作業を進めた。
駆除作業中、キボシアシナガバチの習性や生態について考える機会があった。この蜂は、春先から巣作りを始め、女王蜂を中心にコロニーを形成する。彼らは通常、木の枝や建物のひさしなどに巣を作るが、玄関のひさしに巣を作ることは比較的珍しいケースだ。彼らの巣は、紙のように薄い層を重ねて作られており、見た目の美しさに反してその内部は非常に複雑で機能的だ。
駆除完了後、依頼主に結果を報告し、巣のあった場所を清掃した。依頼主は、駆除が完了したことに安堵の表情を浮かべつつも、作業中に少しトラブルがあったことについて触れられた。しかし、最終的には我々の対応に満足していただけたことに、僕たちも胸を撫で下ろした。駆除費用は16000円で、依頼主にはその価値を感じていただけたようだった。
蜂の存在は、多くの人々にとって恐怖の対象だが、彼らもまた自然の一部であり、生態系において重要な役割を果たしている。だからこそ、駆除に際しては安全を優先しつつ、必要以上の損害を与えないよう心掛けている。今回の案件も、迅速かつ適切に対応できたことで、依頼主の安心を取り戻せたことは何よりの成果だった。
また機会があればご利用ください。