蜂の巣駆除コラム
軒下や庭木にハスの実のような形の巣を見つけたら、それはアシナガバチの巣かもしれません。アシナガバチは、スズメバチに比べるとおとなしいイメージがありますが、むやみに近づくと危険です。
この記事では、アシナガバチの巣の駆除方法や毒の危険性、刺されたらどのように行動すればよいのかなどを紹介します。アシナガバチの巣にお困りの方は、ぜひ参考にしてください。
目次
アシナガバチを駆除すべきかどうかは、巣がどこにできているかによって異なります。例えば自宅から遠い場所に巣ができている、人が近づかないほど高い場所に巣があるといったケースでは、駆除の必要はありません。一方、自宅の軒下や室外機の裏など、生活に影響がある場所に巣ができ、生活に支障がある場合は駆除を検討しましょう。
アシナガバチは益虫として扱われることもあります。なぜなら、アシナガバチの幼虫は、畑の作物を食い荒らす芋虫や毛虫をエサとするからです。つまり、アシナガバチによって、農作物が守られるケースもあるといえるでしょう。
しかし、アシナガバチは益虫であると同時に、人を刺す危険性も持ち合わせています。自宅の軒下や通路など、人の生活圏にアシナガバチが巣を作ると、刺される危険性が高まります。このように、生活に支障が出ると考えられる場合は、駆除を検討することも必要です。
アシナガバチは一般的に黄色と黒の体色で、他の蜂と比較すると後ろ足が長く、だらりと下げて飛行するのが特徴です。
国内では以下の種類が生息していて、それぞれ体長が異なります。
名称 | 体長 | 主な生息地 |
セグロアシナガバチ | 21mm~26mm | 北海道を除く全国の低山地と平地、市街地 |
キアシナガバチ | 21mm~26mm | 全国の低山地や平地 |
フタモンアシナガバチ | 14mm~18mm | 全国の里山、人家付近など |
コアシナガバチ | 11mm~17mm | 沖縄を除く全国の山地 |
トガリフタモンアシナガバチ | 14mm~19mm | 渡島半島を除く北海道や秋田県 |
キボシアシナガバチ | 14mm~18mm | 全国の山地 |
ヤマトアシナガバチ | 12mm~22mm | 北海道を除く全国の低山地 |
ヒメホソアシナガバチ | 11mm~16mm | 北海道を除く全国の低山地や平地 |
ムモンホソアシナガバチ | 15mm~20mm | 本州や四国、九州などの森林 |
オキナワチビアシナガバチ | 9mm~10mm | 琉球諸島の人家付近など |
ナンヨウチビアシナガバチ | 14mm~15mm | 硫黄島のみ |
セグロアシナガバチ | |
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体長 | 21mm~26mm |
主な生息地 | 北海道を除く全国の低山地と平地、市街地 |
キアシナガバチ | |
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体長 | 21mm~26mm |
主な生息地 | 全国の低山地や平地 |
フタモンアシナガバチ | |
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体長 | 14mm~18mm |
主な生息地 | 全国の里山、人家付近など |
コアシナガバチ | |
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体長 | 11mm~17mm |
主な生息地 | 沖縄を除く全国の山地 |
トガリフタモンアシナガバチ | |
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体長 | 14mm~19mm |
主な生息地 | 渡島半島を除く北海道や秋田県 |
キボシアシナガバチ | |
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体長 | 14mm~18mm |
主な生息地 | 全国の山地 |
ヤマトアシナガバチ | |
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体長 | 12mm~22mm |
主な生息地 | 北海道を除く全国の低山地 |
ヒメホソアシナガバチ | |
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体長 | 11mm~16mm |
主な生息地 | 北海道を除く全国の低山地や平地 |
ムモンホソアシナガバチ | |
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体長 | 15mm~20mm |
主な生息地 | 本州や四国、九州などの森林 |
オキナワチビアシナガバチ | |
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体長 | 9mm~10mm |
主な生息地 | 琉球諸島の人家付近など |
ナンヨウチビアシナガバチ | |
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体長 | 14mm~15mm |
主な生息地 | 硫黄島のみ |
オキナワチビアシナガバチ、ナンヨウチビアシナガバチのように一部の地域にしか生息していないアシナガバチもいれば、全国に生息しているアシナガバチもいます。
アシナガバチの巣を駆除するうえでは生態や巣の特徴を把握しておくこともポイントです。また、併せて毒の危険性も把握しておきましょう。
ここでは、アシナガバチの生態や巣の特徴、毒の危険性について解説します。
アシナガバチは肉食性で、芋虫やクモなどの昆虫を好んで食べます。飛行しながら獲物を探し、見つけると素早く攻撃して毒針で麻痺させ、巣に持ち帰ります。
特に芋虫はタンパク質を豊富に含む、幼虫の成長に欠かせないエサです。芋虫を捕まえると、肉団子のような形にして巣まで運びます。
アシナガバチの巣は軒下や植え込みなどに作られる傾向です。その形はシャワーヘッド、ハスの実などに例えられ、幼虫を育てるための穴が外側に面しています。一般的に5月から巣作りをスタートさせ、10月頃まで精力的に活動します。
アシナガバチにはいくつか天敵が存在しています。代表的なのが、アシナガバチよりも体長が大きく、巣や幼虫を襲うヒメスズメバチです。また、他の蜂と同様、鳥もアシナガバチの天敵です。
アシナガバチはスズメバチと比較するとおとなしい性格です。そのため、アシナガバチにいきなり刺されるというケースは稀でしょう。しかし、次のような行動で刺激してしまうと、刺される恐れがあります。
特に7月下旬から8月中旬は巣が大きくなり、多数の働き蜂が活発になる時期で攻撃性が高まるとされています。
また、意図的に攻撃していなくても刺されてしまうケースがあるので注意しましょう。例えば、洗濯物にアシナガバチがついていて、知らないうちに刺激してしまうこともあります。さらに、強い香りの香水や柔軟剤、汗のニオイも嗅覚が敏感なアシナガバチを刺激しかねません。
アシナガバチは、刺激さえしなければ攻撃してくることは稀です。しかし、万が一刺されてしまった場合、毒に苦しむ可能性があります。
毒の危険性はスズメバチの方が強いものの、アシナガバチの毒もスズメバチの毒と同じ成分で構成されているため、侮れません。人によってはアナフィラキシーショックを引き起こす恐れもあります。
アシナガバチの巣を駆除する場合、次のような方法を検討しましょう。
アシナガバチの巣は自分で駆除可能です。一般的に自分で駆除するかどうかは巣の大きさで判断します。巣の大きさが10cmほどであれば自力で駆除できるでしょう。しかし、10cmを超える、もしくは自分では届かない場所に巣を作っているといった場合は専門業者に依頼するのがおすすめです。
多くの自治体では、アシナガバチの駆除に対応していません。理由としては、アシナガバチが害虫を退治する益虫として認識されている点や、殺虫スプレーでの駆除が可能な点などが挙げられます。
ただし、一部の自治体では特定の条件を満たした場合に限り、無料で駆除を実施することもあるようです。その場合でも、専門業者への委託作業となるため、申請から実際の駆除までは時間がかかる可能性があります。
アシナガバチの巣が大きくなっている、自分では駆除できない場所にあるといったケースでは、業者に駆除を依頼しましょう。
業者に駆除を依頼した場合、一定の費用が発生します。次のようなケースでは駆除費用が高額になる可能性があるので注意しましょう。
アシナガバチが作る巣は直径15cmを超えることもあります。大きな巣には多くの蜂が生活している可能性が高いため、駆除にかかる費用がかさんでしまいます。8月から10月の繁殖期は急激に巣が大きくなるため、早めに駆除を相談しましょう。
アシナガバチに限らず、蜂は高い場所に巣を作ることがあります。高い場所にできた巣を駆除するには専用の器具を使い、安全に配慮する必要があるため、駆除費用が高くなりかねません。
アシナガバチは高い場所に巣を作るだけではありません。例えば、壁の中や狭い場所など、駆除しにくい場所に巣を作ることもあります。
駆除しにくい場所にできた巣は取り除くのに時間がかかるため、費用が高くなります。
アシナガバチの巣はサイズによっては自分で駆除できます。
自分でアシナガバチを駆除する際は、次のようなものを用意しておきましょう。
自分でアシナガバチを駆除するときは殺虫剤が欠かせません。一般的な殺虫剤を用意しましょう。特に、ピレスロイド系と呼ばれる殺虫剤は効果が期待できます。蜂用の殺虫剤でなくともピレスロイド系であれば効果的なものの、不安であれば蜂用として販売されている殺虫剤を選ぶのがおすすめです。
なお、殺虫剤は数十秒後噴射するため、スプレータイプを2本用意しておくとよいでしょう。
駆除したアシナガバチと巣を入れるゴミ袋を用意しましょう。巣を覆えるサイズの大きさの、丈夫な素材のビニール袋がおすすめです。
殺虫剤をかけた後は巣を落とす必要があるため、長い棒を用意しておきましょう。長い棒は身近にあるもので構いません。例えば、トングや使わなくなった突っ張り棒を活用することも可能です。
アシナガバチの巣が地面に落ちると、巣のかけらや蜂の死骸が広がってしまうことがあります。たとえ死骸であっても、不用意に触るると針に刺される恐れがあるため、ホウキとちりとりを使って集めましょう。
アシナガバチを含む蜂の多くは昼行性のため、昼間に活動し、夜間は活動せず巣に戻ってきます。従って、巣の駆除に適した時間帯は日が落ちた後です。
夜の作業には灯りが必須なので、懐中電灯を携帯しましょう。懐中電灯が用意できなかった場合、スマートフォンの背面ライトでも代用が可能です。
アシナガバチの巣を自力で駆除するのであれば防護服を用意しておきましょう。防護服はインターネット通販などで購入可能なものの、一般的に高額です。費用を抑えたいのであれば、レンタルを検討するとよいでしょう。自治体によっては、無料で貸し出しているケースもあるようです。
なお、防護服は以下のもので代用できます。
レインコートはフード付きを用意しましょう。帽子とフードを重ねてかぶることで、頭を刺されるリスクを軽減できます。また、毒針が皮膚に届かないよう軍手も2組用意して、重ねて着用しましょう。
忘れがちなのが袖や裾、衿の隙間です。隙間をそのままにしていると、アシナガバチが入り込んでくる恐れがあるため、袖や裾はテープで止めて隙間を埋めましょう。また、衿にできた隙間はタオルなどを詰めて埋めておくのがおすすめです。
アシナガバチを自分で駆除する際は、次のような手順で進めていきましょう。
巣に向かって殺虫剤を噴射するときは、風上から行うのがポイントです。風下から噴射すると、殺虫剤が自分の顔などにかかってしまうことがあります。
殺虫剤を噴射したら、巣にアシナガバチがいないかどうかを確認したうえで、棒などを使って巣を落としましょう。アシナガバチが残ったまま巣を落とすと、刺激によって攻撃してくるかもしれません。
一般的に、アシナガバチの巣は燃えるゴミとして処分できます。ただし、処分方法は自治体によって異なるため、住んでいる地域のルールを確認しておきましょう。
アシナガバチの巣を駆除するときの注意点は、次のとおりです。
蜂は白と黒しか識別できず、黒を敵として認識する習性があります。そのため、アシナガバチの巣を駆除するときは黒い服は避けることが大切です。
また、蜂は濃い色の服や髪の毛にも反応することがあります。服はもちろん、帽子や手袋なども含めて、全身をできるだけ白や明るい色で統一するとよいでしょう。
ただし、白っぽい衣類を身に着けていたとしても、蜂を刺激すれば刺される恐れがあります。「白っぽい服を着ているから大丈夫」と過信しないようにしましょう。
アシナガバチの巣を駆除するときは、毒針による攻撃から身を守るため、肌の露出を抑えることが重要です。防護服を着用するか、自身で防護服に代わるものを用意しましょう。
防護服を着用しない場合、厚手の長袖や長ズボンを着用し、首にはタオルやマフラーを巻くなどして、全身を覆う必要があります。頭部は帽子の上から防虫ネットを被り、手には手袋をはめることが大切です。わずかでも肌が露出していると、隙間から蜂が入り込む可能性があるため、完全防備を心掛けましょう。
蜂は強いニオイに反応するため、アシナガバチを駆除するときに強いニオイがする香水などをつけて駆除すると、刺されるリスクが高まります。香水だけでなく、整髪料や柔軟剤、制汗剤など、強いニオイがするものを使うのは避けましょう。
大声を出さないこともポイントです。急に大声を出すと蜂を刺激してしまい、襲われる可能性があります。巣の駆除中にアシナガバチが目の前に現れると、慌てて声が出そうになってしまうかもしれません。しかし蜂の駆除中に限らず、蜂が近くにいるときは、なるべく大声を出さないように気を付けましょう。
アシナガバチの駆除中は、手を振り回さないことも大切です。蜂が目の前に現れると手で払いたくなってしまうかもしれません。しかし、蜂を刺激すれば攻撃される恐れがあります。反射的に手を動かさず、できるだけじっとしていることが大切です。
アシナガバチの巣を駆除する時間帯は、日中を避けましょう。日中は蜂が活発に活動する時間帯なので、巣の駆除には適していません。できるだけ日中は避けて、蜂が休む日没後を選んで駆除しましょう。
アシナガバチの巣を駆除する際に刺されたら、次のような順序で行動しましょう。
アシナガバチに刺されたら、まずはその場を離れることが大切です。
特にセグロアシナガバチやキアシナガバチは強い毒を持ち、スズメバチと同程度の激しい痛みや腫れ、かゆみを引き起こします。また、体質によっては命に関わるアレルギー反応を起こす可能性もあります。
周囲の働き蜂を刺激しないよう、静かに避難しましょう。
蜂の毒は水に溶けやすいという性質があります。そのため、アシナガバチに刺された患部を水で洗い流すだけでも、皮膚の表面にある毒を落とす効果があります。
患部を流水で洗い流す際は、指で患部をつまんで毒を絞り出すようにすると、より効果的です。
アシナガバチの毒針が残っている場合は、ピンセットや毛抜きなどで取り除きましょう。
なお、針を指で取り除こうとすると、かえって押し込んでしまったり毒が体内に入ってしまったりするかもしれません。すぐに取り除けないときは、無理をせずに病院で処置してもらいましょう。
アシナガバチに刺されたら、指で患部をつまんで毒を絞り出す必要があります。なお、毒は口で吸い出さないようにしましょう。
患部を冷やせば毒が体内を回るスピードを抑えられるため、氷嚢や保冷剤などで患部を冷やしましょう。また、手足を刺された場合は、患部を心臓よりも高い位置に上げることが大切です。
抗ヒスタミン剤やステロイド剤入りの軟膏があれば、患部に塗っておいてもよいでしょう。
アシナガバチに刺された場合は、アナフィラキシーショックに注意しましょう。アナフィラキシーショックとは、強いアレルギー反応のことです。
人は一度蜂に刺されると、毒の抗体ができます。再度、同種類の蜂に刺されると、抗体が過剰反応しアナフィラキシーショックを引き起こす恐れがあります。
場合によっては、命に関わる可能性もあるため、次のような症状が現れたらすぐに病院を受診しましょう。
アシナガバチの巣を自力で駆除する場合は、抗体検査を検討するとよいでしょう。抗体検査を受ければ、蜂の毒に対する抗体の有無が確認できます。
特に、農業に従事している人やアウトドアが趣味という人は、アシナガバチに近づく可能性も高いと考えられます。巣の駆除を決めたら、事前に抗体検査を受けておくのがおすすめです。
アシナガバチが巣を作るのを予防するには、次のようなポイントや方法を把握しておきましょう。
1つ目のポイントは、3月中旬から4月頃までにアシナガバチの巣作り対策を終えておくことです。
女王蜂は通常4月頃になると冬眠から目覚め、巣を作り始めます。そのため、アシナガバチが巣を作るのを予防するためには、女王蜂が活動し始める前に対策しておくことが大切です。
すでに巣を作り始めている場合は、専門業者への駆除依頼も検討しましょう。
2つ目は、薬剤を使うことです。アシナガバチの巣作りを予防したいときは、以下のような薬剤を使ったり、水を使ったりして対策しましょう。
殺虫スプレーは蜂の巣を駆除する際だけでなく、巣作りの予防にも活用できます。噴射箇所がしっかりと濡れるくらい吹きかけて、アシナガバチの巣作りを予防しましょう。
殺虫スプレーによる効果は、殺虫剤によって異なります。殺虫剤の表示を参考に、定期的に使用しましょう。
なお、雨が降ると殺虫剤が流れるため、効果が弱まります。雨が降ったら、翌日などに、再度スプレーを吹きかけて効果を持続させましょう。
木酢液は、木材や炭を燃やした際に発生する水蒸気を冷却して得られる液体で、鼻につくような独特の強い香りがします。アシナガバチはこのツンとしたニオイを嫌うため、蜂の巣作り防止に効果的です。
なお、木酢液を原液のまま使用するとニオイが強くなり過ぎてしまうため、使用前に水で薄めておきましょう。目安は「木酢液1:水1」ですが、木酢液を撒く場所によって調節が必要です。また、また、木酢液は酸性なので、金属製の容れ物ではなく、ペットボトルやプラスチック製のスプレーボトルなどに入れて使用することをおすすめします。
蜂の巣作りを予防する方法としては、水を撒くのも有効です。
蜂は湿気を嫌い、乾燥した場所に巣を作る傾向にあります。そのため、水を撒いて湿らせておけば、ある程度アシナガバチの巣作りを防ぐ効果が見込めるでしょう。
ただし、水が乾けば巣作りの予防効果はなくなってしまいます。水を撒くのは、あくまでも応急処置であると考えておきましょう。
3つ目は、女王蜂を捕まえることです。
女王蜂は他の働き蜂よりも少し大きな見た目が特徴で、アシナガバチを含む多くの蜂にとって重要な存在です。アシナガバチの場合、春になると前年に越冬した女王蜂が1匹で巣作りを開始します。そのため、巣作りを開始する前に女王蜂を捕まえれば巣の完成を予防できます。
女王蜂を捕まえるときは、市販のトラップを設置する方法を検討しましょう。
最後が、ネットなどを使用して蜂の侵入を防ぐことです。
アシナガバチが好む場所としては、ベランダや換気扇のフードなどが挙げられます。このような場所に防虫ネットを設置して、アシナガバチの侵入を防ぎ、巣を作らせないようにすることが大切です。
なお、防虫ネットの目の粗さは製品によって異なります。蜂が通り抜けられないよう、網目の小さいものを選ぶとよいでしょう。
アシナガバチの巣の駆除を業者に依頼するときは、次のようなポイントを押さえておきましょう。
専門業者を選ぶ際はどのエリアに対応しているかを確認しましょう。インターネットを使い、「自治体名 蜂の巣駆除」などのキーワードで検索すると、自宅に近い業者を見つけやすいです。
専門業者に見積もりを依頼することもポイントです。巣の駆除にかかる費用は業者によって異なるうえに、蜂の種類、巣が作られた場所、巣の大きさによっても変動します。そのため、業者に巣がある場所を直接見せ、そのうえで積もりを出してもらうことが大切です。
また、見積書によっては、「特殊作業」などと記載されていることがあります。見積書を見て分からない箇所があれば、業者に問い合わせて、どのような費用なのかを詳しく確認しておきましょう。また、駆除後、追加料金がかかるようなことがないかを尋ねておくのもおすすめです。
見積もり依頼は、費用を抑えたい場合にも有効です。複数の業者に見積もりを依頼することで、適切な相場を判断しやすくなるためです。
さらに、業者によっては他社より費用も抑えようとするケースもあります。「他の業者にも見積もりを依頼している」と伝えておけば、「契約前提の見積もりではない」というメッセージになるでしょう。ただし、他社の見積もり内容を伝えたり、業者によって条件を変更したりするのはマナー違反なので、注意が必要です。
専門業者に蜂の駆除を依頼する際は、過去の口コミを確認しておくのがおすすめです。口コミを見るときは、作業内容や料金はもちろん、アフターフォローについてもチェックしておきましょう。
蜂には、巣があった場所に戻る習性があります。このような「戻り蜂」が再び巣を作ってしまう場合に備えて、アフターフォローが充実している業者を選ぶとよいでしょう。
「蜂の巣駆除PRO」は幅広いエリアで巣の駆除に対応しています。また、365日年中無休での駆除も可能です。専門的な知識を持ったスタッフが適切な方法で駆除し、アフターフォローも行います。アシナガバチの巣でお悩みの方は、ぜひご相談ください。
肉食であるアシナガバチは、畑の農作物についた芋虫や毛虫を食べるため、益虫として扱われることがあります。そのため、自宅から遠い場所に巣がある場合は、無理に駆除する必要はないかもしれません。一方で、生活に影響を及ぼすような場所に巣が作られている場合、早めに駆除に取り組みましょう。
アシナガバチの巣は、防護服などを用意すれば自力で駆除できますが、刺されるリスクがあることを忘れてはいけません。自力で駆除する自信がない方や、アナフィラキシーショックの心配がある方は、無理をせず、専門業者に駆除を依頼しましょう。
アシナガバチの巣についてお悩みの方や、駆除の依頼先をご検討の方は、ぜひ「蜂の巣駆除PRO」にお声がけください。