ニホンミツバチ
ニホンミツバチの巣駆除
雨どいの内部
29,000円
わたしは蜂の巣駆除の仕事をしています。ちょっと前に福岡県福岡市西片江でニホンミツバチの巣を駆除しました。蜂の巣は雨どいの内部にありました。発見したのは日の出頃で、その日はどこまでも続く青空が広がっていて、ほどよい暖かさでした。蜂は朝早くから活動することが多いので、早朝の発見は珍しくありません。
ニホンミツバチは日本固有の蜂で、セイヨウミツバチと比べて少し小柄です。働き蜂の体長は約12mmで、腹部には特徴的な黒と黄色の縞模様があります。彼らは非常に温和で、攻撃性は低いのですが、巣を刺激すると防衛本能が働きます。巣は木の穴や軒下など、比較的高い場所に作ることが多いですが、今回は雨どいの中という少し変わった場所に巣を構えていました。
お客様は60代以上の男性で、既婚ですが子供はいないとのこと。発見した時は驚いて、すぐに私たちに連絡をくださったそうです。蜂の巣は両手で抱えるほどの大きさで、約50cmから70cmもありました。駆除に駆けつけるまでに2時間程度かかりましたが、到着するとすぐに作業を開始しました。数名での作業でしたが、手慣れたもので、駆除自体は30分弱で完了しました。
駆除の際にはいくつかのトラブルもありました。まず、雨どいの構造が複雑で、巣にアクセスするのが難しかったことです。また、蜂が飛び交っている中での作業は慎重を要しました。しかし、チームワークで乗り切り、無事に巣を取り除くことができました。
作業が終わると、お客様は「やっぱりプロに頼んでよかった」と言ってくれました。費用は29000円かかりましたが、結果的に満足していただけたようです。蜂の巣が取り除かれたことで、安心して日常生活を送れるとおっしゃっていました。
ニホンミツバチは日本の生態系にとって重要な存在です。彼らは花の受粉に大きな役割を果たしており、農業にも貢献しています。駆除する際には、できるだけ蜂を傷つけないように心がけています。今回は巣を取り除く必要がありましたが、場合によっては専門の養蜂家に引き取ってもらうこともあります。
今回の駆除作業は、私にとっても貴重な経験となりました。蜂の生態について学ぶことができただけでなく、チームでの協力がいかに重要かを再認識しました。お客様にも喜んでいただけたことが何よりの成果です。
このような経験は、私たち蜂の巣駆除業者にとって日常茶飯事ですが、お客様にとっては一生に一度あるかないかの出来事です。今回の経験が皆さまの記憶に残れば幸いです。