セイヨウミツバチ
セイヨウミツバチの巣駆除
倉庫の角
16,000円
兵庫県加古川市平岡町の倉庫の角で、セイヨウミツバチの巣を駆除した出来事について少し書いてみたい。お客様からの連絡を受け、僕は約45分で現場に到着した。到着したのは日の入り直後で、じんわりと暑く、ほとんど風のない静かな夕暮れ時だった。そんな静寂の中、倉庫の角に小さな蜂の巣を見つけたのは、30代の既婚男性で子どももいるお客様だった。
その巣を初めて発見したのは約一週間前のことだという。巣の大きさはおよそ5~7センチほどで、思ったより小さかった。巣の主はセイヨウミツバチで、日本でもよく見かける種類だ。彼らは花の蜜を集めて蜂蜜を作ることで知られているが、生活圏に近い場所に巣を作るとトラブルの原因になることがある。集団で行動し、巣を守ろうとする習性があるため、駆除作業は慎重に進める必要がある。
現場に着いて作業を始めたが、途中で一時中断せざるを得なかった。理由は蜂の動きが予想以上に活発で、無理に進めると危険と判断したためだ。しかし落ち着いて状況を見極め、適切な防護具を装着して再挑戦した結果、無事に巣を取り除くことができた。駆除にかかった時間は約1時間半、費用は16,000円だった。
セイヨウミツバチはヨーロッパ原産で、養蜂業を通じて日本に広まった種類だ。社会性が高く、女王蜂を中心に働き蜂や雄蜂が役割を分担して生活している。巣は六角形の巣房が密集してできており、その構造は非常に精巧で美しい。花から花へと飛び回り蜂蜜を作る姿は、自然界で重要な役割を果たしていると言える。
今回の駆除で印象的だったのは、お客様がにこやかにお礼を言ってくださったことだ。家族の安全を考え、早めに連絡をくださったことがスムーズな対応につながったのだと思う。蜂の巣が身近にあると不安になるのは当然で、特に子どもがいる家庭では注意が必要だ。僕たちはそうした不安を少しでも和らげるため、迅速かつ丁寧な作業を心がけている。
今後もこうした駆除作業を通じて地域の安心を支えていきたい。蜂は自然界で重要な存在であることは間違いないが、人の生活圏に巣を作る場合は適切な対応が必要だ。僕たちは安全第一で作業し、できるだけ蜂に無用なダメージを与えないよう配慮している。今回のように静かな夕暮れ時に見つけた小さな巣でも、放置すれば大きな問題に発展しかねないため、早めの対処が肝心だ。
今回の経験を活かし、今後もサービス向上に努めていくつもりだ。お客様の笑顔が何よりの励みであり、地域の安全を守る一助となることが僕の仕事のやりがいだ。蜂の駆除は決して簡単ではないが、適切な知識と技術があれば問題なく解決できることが多い。これからも現場での経験を積み重ね、より良いサービスを提供していきたいと考えている。