いちき串木野市東塩田町の蜂の巣駆除事例

鹿児島県いちき串木野市東塩田町の住宅で、庭の生け垣の中にツマグロスズメバチの巣が見つかり、駆除作業を行いました。発見は数日前の昼過ぎ、穏やかな日差しが差し込む温かな時間帯でした。お客様は50代の既婚男性で、お子様のいらっしゃるご家庭です。初めて巣を見つけた際には、生け垣の中に何か異変を感じたとのことでした。

ツマグロスズメバチは日本全土に広く分布する大型のスズメバチで、体長は約20～30ミリメートルです。特徴は黒い体に黄色い縞模様があり、特に腹部の先端が黒いことからその名がついています。攻撃性は強いものの、巣に近づかなければ通常は攻撃してきません。巣は木の枝や生け垣、建物の軒下などに作られ、今回発見された巣は直径約7センチメートルで野球ボールほどの大きさでした。これはまだ初期段階の巣で、早期発見が駆除成功の鍵となりました。

お客様からの連絡を受けて約20分で現場に到着し、数名の作業員で対応しました。到着後は巣の位置や周囲の状況を慎重に確認し、安全を最優先に作業を進めました。ツマグロスズメバチは攻撃性が高いため、駆除には専用の防護服と薬剤が必要です。今回の巣は比較的小さく、アクセスも良好だったため、効率的に作業を行えました。

駆除作業は約2時間強かかりました。巣の周囲にいる蜂を薬剤で駆除し、巣自体を慎重に取り除きました。作業中は風向きや周囲の環境にも注意を払い、蜂の飛散を最小限に抑える工夫をしました。作業後は再発防止のため、巣のあった場所の清掃と周辺の点検も行いました。費用は24,000円で、事前に作業内容と費用を説明し、お客様の了承を得てから作業を開始しました。

作業中、お客様は立ち会い冷静に状況を見守っておられました。駆除完了時には安堵の表情を見せ、落ち着いた様子でした。今回の駆除により、お客様の庭の安全が確保され、今後の生活に安心感をもたらせたと感じています。

ツマグロスズメバチは日本の自然環境で重要な役割を担っています。昆虫を捕食し、生態系のバランスを保つ存在です。しかし、人の生活圏に巣を作ると危険が伴うため、早期発見と適切な対応が不可欠です。今回のように初期段階で発見できれば、駆除の難易度が下がり被害を最小限に抑えられます。

今回の事例では、穏やかな気候の中での発見と迅速な対応が功を奏し、安全かつ効率的に駆除を完了できました。お客様から満足の声をいただけたことは、作業員にとって大きな励みです。今後も地域の皆様の安全を守るため、迅速かつ確実な対応を心がけてまいります。

喜んでいただけたことが何よりの喜びです。今回の経験を活かし、引き続き安心して暮らせる環境づくりに努めていきたいと考えています。