長岡京市野添の蜂の巣駆除事例

京都府長岡京市野添の住宅で、屋根瓦の隙間に小さな蜂の巣が見つかったとの連絡を受け、駆除に伺いました。発見されたのは数日前の昼過ぎで、空は晴れ渡り、気温はしっとりとした心地よい日でした。お客様は20代の未婚女性で、二世帯住宅にお住まいとのこと。初めて巣を見つけた際は少し不安そうでしたが、早急な対応を希望されていました。

私たち作業員二人は現場へ向かい、到着まで約1時間かかりました。屋根瓦の隙間を慎重に調べると、直径約5センチの小さな巣が確認できました。巣を作っていたのはセイヨウミツバチで、日本に古くからいるニホンミツバチとは異なり、養蜂でよく知られる種類です。セイヨウミツバチは体長約1.2センチで、黄色と黒の縞模様が特徴的。花粉を集める能力が高く、農作物の受粉に大きく貢献する一方、住宅の隙間に巣を作ることもあり、時に人にとって困る存在となります。

今回の巣はまだ小さく蜂の数も多くなかったため、比較的安全に駆除可能な状態でした。しかし屋根瓦の隙間は足場が不安定で作業が難しいため、安全対策を徹底し慎重に作業を進めました。作業には約1時間半かかり、防護服を着用して蜂を刺激しないよう注意しつつ、専用薬剤で巣を取り除きました。駆除後は巣の周囲をきれいに清掃し、同じ場所に再び巣ができないよう隙間の補修も行いました。

費用は12,000円で、お客様には作業内容や蜂の種類、駆除方法について丁寧に説明しました。作業中もお客様が立ち会い、不安そうだった表情が作業終了後にはほっとしたように微笑まれていたのが印象的でした。セイヨウミツバチは比較的攻撃性が低いものの、巣に近づくと防衛本能で刺すこともあるため、早期駆除ができて良かったと感じています。

今回のケースは屋根の隙間という見落としがちな場所に巣ができていたため、発見が遅れると被害が拡大する恐れがありました。蜂は春から夏にかけて活動が活発になり、巣を大きくしていきます。特にセイヨウミツバチは養蜂で飼育されることが多いですが、野生化した個体が住宅地に巣を作ることも珍しくありません。巣の早期発見と適切な駆除が重要であり、屋根や軒下、壁の隙間などで蜂の出入りを見かけたら、専門業者への相談をおすすめします。

また、セイヨウミツバチは花粉を運ぶ役割があり、自然環境や農業に欠かせない存在です。無闇に駆除するのではなく、被害の程度や場所を考慮し、必要に応じて適切な処置を行うことが大切です。今回のように住宅の安全を守るために巣を除去する場合でも、環境への配慮を忘れず作業を進めています。

今回の駆除作業を通じて、お客様の安心した表情を見ることができ、私たちも大きなやりがいを感じました。今後も地域の皆様が安心して暮らせるよう、蜂や害虫の問題に迅速かつ丁寧に対応してまいります。何か気になることがあれば、いつでもご相談ください。これからもどうぞよろしくお願いいたします。