池田市豊島の蜂の巣駆除事例

ある日のこと、大阪府池田市豊島での出来事です。しっとりとした気温の薄曇りの夕方遅め、我々は緊急の呼び出しを受けました。窓枠の隙間に見つかったのは、なんとキアシナガバチの巣。蜂の巣というと、ついついスズメバチを連想しがちですが、今回の主役はキアシナガバチ。彼らはスズメバチの親戚でありながら、少々おっとりとした性格を持つことで知られています。とはいえ、その針は決して優しくないので、油断は禁物です。

依頼を受けてから数時間後、我々は駆けつけました。お客様は60代以上の女性で、ご主人とご一緒に暮らしているとのこと。窓枠に巨大な巣を発見したときの驚きといったら、想像に難くありません。しかも、その巣の大きさは両手で抱えるほど、幅にして約50cm〜70cmもあるというから、これはもう立派な建築物です。

さて、キアシナガバチについて少し語らせていただきます。彼らは他の蜂に比べておっとりしているとはいえ、集団で生活し、巣を守ろうとする時は攻撃的になることもあります。彼らの巣作りの技術は見事なもので、紙のような素材を使って器用に巣を作り上げます。この素材は、彼らが木の繊維を咀嚼して作り出すもので、まさに自然のアーティストといえるでしょう。

駆除作業は、数名の精鋭たちが担当しました。巣の大きさに一瞬ひるむこともありましたが、ここで引き下がるわけにはいきません。防護服を身にまとい、慎重に作業を進めました。巣の除去には約35分を要しました。蜂たちが驚いて騒がないよう、静かに且つ迅速に作業を進めるのがポイントです。お客様の安全を第一に考えつつ、巣を丁寧に取り外しました。

作業が終わり、お客様に結果を報告すると、「少し高いけど、概ね満足」とのお声をいただきました。17000円という費用が少し痛手だったかもしれませんが、安全と安心が得られたことに対する対価として、納得していただけたようです。

今回の駆除作業を通じて、また一つ勉強させていただきました。自然との共存は時に難題をもたらしますが、それを解決するのが我々の役目です。次回はもっとご満足いただけるよう、日々精進を続けてまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。