ヒメスズメバチ
ヒメスズメバチの巣駆除
シャッターのボックス内部
13,000円
滋賀県守山市服部町で、シャッターのボックス内部にヒメスズメバチの巣が見つかった事例を報告する。発見は約一週間前の夕暮れ時で、空は晴れていたが気温はやや高く蒸し暑かった。依頼者は20代の既婚男性で子どもはいない。巣の存在に気づき、不安を感じて連絡をいただいた。
連絡を受けてから約50分で現場に到着し、単独で作業を行った。確認した巣は直径約25センチ、バレーボールほどの大きさで、シャッターのボックス内に巧みに隠れていた。巣を作っていたのはヒメスズメバチで、日本に生息するスズメバチの中では比較的小型で体長約18ミリだが、攻撃性が強く刺されると激しい痛みを伴うため注意が必要だ。主に昆虫を捕食し、巣は木の空洞や建物の隙間など狭い場所に作られることが多い。
今回の巣は狭いシャッターのボックス内にあったため、作業は慎重に進めた。ヒメスズメバチは夜間に活動が鈍るため、夕方から夜にかけての作業は比較的安全だが、防護服を着用し周囲の安全確認を徹底した。巣の除去には約2時間かかり、巣の取り外しから周囲の清掃、再発防止策まで実施。作業中は蜂の動きを細かく観察し、刺激を与えないよう細心の注意を払った。
駆除費用は27,000円で、作業前に詳細な説明を行い納得いただいた上で開始した。作業終了後、依頼者は安心した様子で微笑み、ほっとした表情が印象的だった。ヒメスズメバチの巣を放置すると蜂の数が増え、刺される危険が高まるため、早期発見と迅速な対応が不可欠である。
ヒメスズメバチは日本のスズメバチ類の中でも比較的よく見られ、特に夏から秋にかけて活動が活発になる。巣は一年で最大規模に達し、その後女王蜂が新たな巣を作るため分散する。今回の巣もその時期に作られたもので、適切な時期に駆除できたことは幸いだった。巣の内部は六角形の巣房が規則正しく並び、蜂たちが幼虫の世話をしている様子が想像できる。ヒメスズメバチの社会性は高度で、女王蜂を中心に働き蜂が役割を分担している。
今回の事例から、住宅周辺での蜂の巣の早期発見の重要性を改めて認識した。特にシャッターのボックスや屋根裏、軒下など普段目に付きにくい場所は注意が必要だ。蜂の巣を見つけた際は刺激を与えず、専門の駆除業者に連絡することが安全である。自己判断での駆除は危険を伴うため、専門知識と装備を持つ者に任せるべきだ。
今回の駆除作業は無事に完了し、依頼者の安全と安心を確保できたことに安堵している。今後も地域の皆様が安全に暮らせるよう、迅速かつ確実な対応を心がけていきたい。ご依頼いただき、誠にありがとうございました。