ムモンホソアシナガバチ
ムモンホソアシナガバチの巣駆除
庭木の枝
11,000円
静岡県御前崎市宮内のあるお宅から、庭木の枝に蜂の巣があるとの連絡を受けた。お客様が少し前に発見したもので、その日は強い暑さが続き、雲一つない青空の下、黄昏時のことだった。僕が現場に到着するまでに約25分かかったが、着くとすぐに巣の場所を確認した。巣はスマートフォンほどの大きさで、枝の間に巧みに作られていた。
巣を作っていたのはムモンホソアシナガバチという種類の蜂だ。この蜂は細長い体と細い脚が特徴で、比較的攻撃性は低いものの、巣に近づくと警戒して刺すことがあるため注意が必要だ。彼らは主に夏から秋にかけて活発に活動し、特に暑い日には巣の周囲を忙しなく飛び回る。黄昏時に見つかることも珍しくなく、その時間帯は活動が一段落する頃だが、巣の中にはまだ多くの蜂がいた。
作業は僕一人で行った。予想以上に蜂の数が多く、駆除には約2時間かかった。巣が枝の間にしっかり固定されていたため、慎重に作業を進める必要があった。蜂の動きを見ながら刺激を最小限に抑えつつ巣を取り除くのは手間がかかったが、無事に駆除を終えられた。費用は11,000円で、お客様も納得されていた。
お客様は20代の既婚女性で、二世帯住宅に住んでいる。作業中は立ち会って様子を見守ってくださった。駆除が終わると安堵の表情を浮かべており、その姿が印象的だった。蜂の巣が庭にあると家族の安全や日常生活に不安が生じる。特に小さな子どもや高齢者がいる家庭では、刺されるリスクを考え早めの対応が望ましい。
ムモンホソアシナガバチは、巣を作る場所として人の生活圏に近い庭木や軒下を好む傾向がある。昆虫を捕食して巣に持ち帰るため害虫駆除の役割も果たすが、巣が大きくなると危険度が増すため、早期発見と対応が重要だ。今回の巣はスマートフォン程度の大きさで初期段階の駆除で済んだが、放置すればさらに大きくなり駆除が難しくなっただろう。
現場での作業を通じて改めて感じたのは、蜂の生態や行動パターンを理解していることが駆除成功に大きく影響するということだ。無闇に巣を刺激すると蜂が攻撃的になり危険が増す。だからこそ蜂の種類や巣の状態を見極め、適切な方法で対応することが重要だと実感した。
今回の駆除を終え、お客様から「安心して暮らせるようになりました」と言われたことは大きな励みになった。蜂の巣があると不安や恐怖を感じるが、専門知識と経験を持つ者が迅速に対応すればその不安を和らげられる。これからも地域の皆さんが安全で快適に過ごせるよう、丁寧な作業を心がけていきたい。
今回の事例は、静岡県御前崎市宮内の庭木にできたムモンホソアシナガバチの巣の駆除だった。暑い日の黄昏時に発見され、巣の大きさはスマートフォンほど。蜂の数は予想以上に多く、駆除には約2時間かかったが無事に取り除けた。お客様は20代の女性で二世帯住宅に住み、作業後は安心した様子だった。蜂の生態を理解しつつ、今後も安全な環境づくりに努めていきたい。