ヤマトアシナガバチ
ヤマトアシナガバチの巣駆除
シャッターのボックス内部
29,000円
東京都東久留米市前沢のとあるお宅で、わたくしが担当した蜂の巣駆除の事例をご紹介しましょう。お客様は50代の女性で、ご家族と一緒に住んでいらっしゃいます。ある夕暮れ時、どんよりとした灰色の空の下、カラッとした暑さの中で、シャッターのボックス内部にヤマトアシナガバチの巣を発見されました。この巣は野球ボールくらいの大きさ、直径約7センチほどで、すでに数日経過していたようです。発見から2日が経ち、ついにわたくしが駆けつけることになったのです。
ヤマトアシナガバチは、日本全国でよく見かける蜂の一種で、特に5月から10月にかけて活動が活発になります。彼らは比較的温和な性格で、普段は人間に危害を加えることはあまりありません。しかし、巣に近づきすぎると攻撃的になることがあり、刺されると痛みや腫れ、場合によってはアナフィラキシーショックを引き起こすこともあるため、注意が必要です。
お客様が発見されたのは夕方、空が少し灰色がかっている頃で、蜂たちは活動を終えて巣に戻る時間帯でした。そのため、作業は比較的スムーズに進められる見込みでした。しかし、駆除に向かうまでの時間が2時間30分ほどかかってしまい、お客様には少々お待たせしてしまいました。到着後、わたくしは防護服に身を包み、慎重にシャッターボックスを開けて巣の状況を確認しました。
ヤマトアシナガバチの巣は、紙のような素材でできており、巣の中には女王蜂を中心に働き蜂が多く存在していました。彼らは巣を守るために一生懸命働いていましたが、その努力を無にするのは少し心苦しいものです。しかし、安全のためには駆除が必要です。駆除作業は約50分ほどで完了しました。巣を取り出し、蜂たちが戻ってこないようにするための防護措置も講じました。
作業が完了した後、お客様に状況を説明し、無事に駆除が終わったことをお伝えしました。お客様は「サービスの質が素晴らしい」とおっしゃっていただき、安心されたご様子でした。後片付けをしながら、お客様と少しお話しをする機会があり、蜂についてのちょっとした知識を共有することができました。例えば、ヤマトアシナガバチは主に蛾の幼虫や毛虫を捕食する益虫でもあるため、自然界においては重要な役割を果たしていることなどです。
このようにして、無事に駆除作業を終えることができました。お客様にはご満足いただけたようで、私たちも嬉しいです。蜂の巣駆除は危険を伴う作業ですが、お客様の安全を守ることができて、わたくしもこの仕事に誇りを感じています。