札幌市川下の蜂の巣駆除事例

先日、北海道札幌市川下にて、セグロアシナガバチの巣を駆除するご依頼を承りました。発見されたのは、天井裏の小さな空間で、朝遅く、じっとりとした空気が漂う静かな日に、お客様によって発見されました。風がほとんど吹かない天候の中、いかにもハチが活動しやすい気候で、発見時の気温もハチの活発な活動を促していたようです。

セグロアシナガバチは、日本では比較的よく見られる種類のハチで、その名の通り、脚が非常に長いことが特徴です。彼らは社会性のあるハチで、女王バチを中心に組織的に生活しています。巣は、紙のような素材を咀嚼して作り、玄関扉ほどの大きさにまで成長することもあります。今回の巣も高さ約2メートル、幅約1メートルと、かなりの大きさに成長しており、天井裏にこのような大きな巣があるのは珍しいケースです。

お客様は60代以上の女性で、二世帯住居にお住まいでした。未婚であるため、ご自身での対応が難しく、危険を感じて弊社にご依頼いただきました。お電話をいただいてから、現場に到着するまでに少し時間を要しましたが、約1時間少しで駆けつけることができました。

駆除作業は私一人で行い、開始から終了まで約1時間を要しました。作業は慎重を要するもので、まずは防護服を着用し、安全を確保しました。セグロアシナガバチは攻撃的な性質は少ないですが、巣を刺激すると防衛本能が働き、襲ってくることがあります。そのため、巣の除去作業は細心の注意を払いながら進めました。

巣を無事に撤去した後は、再びハチが戻ってこないように、フェロモンの残留を防ぐための処置を施しました。これにより、同じ場所に再び巣を作られるリスクを軽減することができます。お客様も、細部まで行き届いた対応に大変満足していただき、「これで安心して過ごせます」との言葉を頂戴しました。

駆除作業後、お客様には22000円の費用をご負担いただきましたが、安全を確保できたことにご理解をいただき、感謝の意を表されました。今回の経験を通じて、安全で快適な生活環境を提供することの重要性を改めて感じました。

このような駆除作業は、ハチに対する一定の知識と経験が必要です。特に、セグロアシナガバチのような社会性のあるハチは、集団で行動するため、誤った対応をすると大変危険です。皆さまも、もしハチの巣を発見された際は、無理に取り除こうとせず、専門家にご相談いただくことをお勧めします。

今回の経験が皆さまの記憶に残れば幸いです。