富田林市楠町の蜂の巣駆除事例

ちょっと前のこと、大阪府富田林市楠町での一件です。青空が広がる清々しい天気の中、軽く汗ばむ気温の昼過ぎに、私たちのもとに一本の電話が入りました。どうやら外壁の隙間に蜂の巣があるということで、ちょっとした緊急事態のようでした。電話をかけてこられたのは30代の女性のお客様で、二世帯住居にお住まいとのこと。蜂の巣の大きさが玄関扉ほどもあるそうで、高さ約2メートル、幅約1メートルとのことです。

私たち3名の作業員は、急いで準備を整え、現場へと急行しました。到着までにおよそ30分ほどかかりましたが、現場に着くと、さっそく巣の確認に取り掛かりました。巣を目にした瞬間、その大きさには一瞬圧倒されましたが、経験豊富な私たちはすぐに気を取り直し、作業に取り掛かりました。

今回の相手はヒメスズメバチ。この蜂はスズメバチの中でも比較的小柄で、体長は2センチメートルほどですが、その攻撃性は侮れません。特に巣を守るためならば、集団で襲いかかってくることもあります。ヒメスズメバチは黄色と黒の縞模様が特徴で、秋になるとその活動が活発になり、巣の中では女王蜂を囲む大勢の働き蜂が忙しなく動き回っています。巣作りの場所としては、木の枝や軒下、今回のように外壁の隙間など、比較的高い場所を好む傾向があります。

作業は慎重に進めました。まずは蜂の動きを観察し、活動が落ち着いているタイミングを見計らって巣に近づきます。そして、専用の駆除スプレーを用いて、巣から少しずつ蜂を遠ざけるようにしました。この方法を用いることで、蜂たちがパニックを起こすことなく、効率的に駆除することができます。約15分という短時間で巣を取り除くことができたのも、この段取りのおかげです。

駆除作業が完了し、私たちはお客様に結果を報告しました。お客様は、期待を下回る内容で残念とのことでしたが、我々としては迅速かつ安全に作業を終えることができたことに手応えを感じていました。駆除の費用は10000円で、これが適正価格であることをお伝えしましたが、満足いただけなかったことは心残りです。

最後に、お客様が笑顔を見せてくださったことは、とても嬉しく思いました。蜂の巣がなくなって安心された様子を見て、私たちも少しほっとしました。これからも地域の安全と安心を守るために、迅速かつ丁寧な対応を心掛けていきたいと思います。