富士市高島町の蜂の巣駆除事例

静岡県富士市高島町のご家庭から、屋根裏に蜂の巣ができているとの連絡をいただきました。発見されたのは昨日の早朝で、焼けつくような暑さの中、突然の雨が降る不安定な天候のなかでのことでした。屋根裏から聞こえる羽音に気づき、慌てて調べたところ、直径約25センチ、バレーボールほどの大きさのニホンミツバチの巣が確認されました。

ニホンミツバチは日本固有のミツバチで、西洋ミツバチとは異なり自然環境で独自の生態を持っています。比較的おとなしく刺されるリスクも低いとされていますが、屋根裏に巣を作られると日常生活に支障をきたすことは避けられません。特に気温が高くなるこの時期は蜂の活動が活発になり、防衛本能も強まるため、早急な対応が求められます。

ご連絡を受けてから約45分後、私一人で現場に到着しました。狭い屋根裏での作業は容易ではありませんが、ニホンミツバチの習性を熟知しているため、迅速かつ確実に駆除を進めることができました。巣の大きさから蜂の数も多く、慎重に作業を行いながら約1時間半で無事に駆除を完了しました。

駆除費用は14,000円で、作業前にお客様に説明し了承を得た上で作業に入りました。作業中は蜂の刺激を最小限に抑えるため、専用の防護服を着用し、煙を使って蜂を落ち着かせるなどの工夫を施しました。ニホンミツバチの巣は西洋ミツバチに比べて構造が複雑で、巣板が薄く繊細なため、壊さずに取り除く技術が必要です。これらを考慮しながら丁寧に作業を進めました。

駆除後、お客様は安心した表情で微笑まれ、屋根裏の羽音が消えたことで生活環境が戻ったことに私も安堵しました。蜂の巣があると不安や恐怖を感じる方が多いですが、ニホンミツバチは自然界で重要な役割を担っています。今回のように早めに対処すれば、被害を最小限に抑えつつ安全に駆除が可能です。

なお、ニホンミツバチは日本の気候に適応しており、冬には体を丸めて体温を保つ「団子状」になる習性があります。春から夏にかけては花から花へ飛び回り蜜を集める働き者です。屋根裏に巣を作るのは珍しいケースですが、都市部でも時折見られるため注意が必要です。

今回の駆除は暑さと突然の雨という過酷な環境下での対応でしたが、無事に終えられて何よりでした。お客様の笑顔を見るたびに、この仕事のやりがいを改めて感じます。蜂の巣を見つけたら慌てず専門家に相談し、安全に駆除してもらうことが大切です。今後も地域の皆様が安心して暮らせるよう、迅速かつ丁寧な対応を心がけてまいります。