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蜂の巣駆除コラム

ミツバチとは?生態や駆除方法をわかりやすく解説

ミツバチとは?生態や駆除方法をわかりやすく解説

ミツバチは人の生活に役立つ益虫というイメージがありますが、場合によっては人に害を及ぼす危険性もあります。また、巣を放置しておくと住まいや生活に悪影響を及ぼすリスクがあるため、必要に応じて駆除を検討しましょう。

今回はミツバチの特徴や生態、巣の特徴、ミツバチの巣を放置するリスク、駆除する方法について解説します。「ミツバチの巣って駆除した方が良いの?」「自分で対処できる?」といった疑問や不安を感じている方はぜひ参考にしてください。

ミツバチとは?特徴や生態を紹介

ミツバチとは?特徴や生態を紹介

ミツバチとは、ハチ目ミツバチ科ミツバチ属に分類される蜂の総称です。

オオミツバチやコミツバチ、東洋種など複数の種類がありますが、日本を含む世界において家畜種として飼育されているのはヨーロッパ種のセイヨウミツバチです。日本では、東洋種の亜種であるニホンミツバチが生息しています。従って、日本で「ミツバチ」という場合は、セイヨウミツバチとニホンミツバチの2種を指すのが一般的です。

ここからは、国内の主な養蜂種であるセイヨウミツバチの特徴や生態など基本的な情報をいくつかの項目に分けて説明します。

ミツバチの見た目

ミツバチの見た目

ミツバチは体表や脚にふわふわとした毛が生えており、腹部に黒色と黄色(腹部上部は橙色)のしま模様があるのが特徴です。「ミツバチ」と聞いて多くの人が思い描くイメージ通りの見た目であるといって良いでしょう。

体長は女王蜂が約15~20ミリメートル、オス蜂が約15~17ミリメートル、働き蜂が約12~14ミリメートルで、後述するニホンミツバチよりもやや大きく、かつ丸みを帯びた体形をしています。

生息場所

生息場所

セイヨウミツバチは明治時代にアメリカから輸入されて以降、家畜用として飼育されてきた歴史があります。そのため、多くは養蜂場で生息していますが、一部は野生化しており、山間部の草原や畑、人家の周辺などさまざまな場所に巣を作っています。

養蜂・野生ともに日本全土に広く分布しているため、至るところで見かけることが可能です。

エサ・捕食対象

エサ・捕食対象

ミツバチのエサははちみつと花粉が主体ですが、幼虫は最初の3日間のみ働き蜂が花粉を食べて分泌する高栄養価のローヤルゼリーを食します。その後は働き蜂と同じくはちみつと花粉が主食になりますが、女王蜂候補となる幼虫には引き続きローヤルゼリーが与えられます。

成虫になった後もローヤルゼリーを食べ続ける女王蜂は産卵能力を有する上、働き蜂よりも長生きです。一方、女王蜂になれなかった幼虫たちは働き蜂になり、花から集めてきた花粉を巣に貯蔵したり、体内酵素の力で花蜜からはちみつを作ったりします。

なお、ミツバチが花粉や蜜を採取する花の種類は、非常に多いです。甘い蜜がある花であれば、基本的になんでも吸蜜すると考えて良いでしょう。さらに、良い花蜜を見つけた働き蜂は花畑の上で数字の「8」を描くように飛び回り、仲間の働き蜂に場所を教えて、共に吸蜜します。

繁殖・活動時期

セイヨウミツバチの活動時期は2~10月頃で、以下のようなサイクルで活動しています。

2~3月頃女王蜂が産卵 働き蜂が花蜜や花粉を集め始める
4~5月頃王台が作られ、新女王が誕生。新しい働き蜂が誕生する
5~6月頃働き蜂の数がピークを迎える旧女王蜂が、働き蜂の約半数を引き連れて巣分かれする
7~8月頃休息期。春に貯蔵していた蜜を食べつつ、早朝や夕方に花粉・蜜を集める
9~10月頃越冬の準備開始 女王蜂と交尾しなかったオス蜂が巣から追い出される
11~1月頃女王蜂と働き蜂で越冬する
時期(2~3月頃)
活動 女王蜂が産卵 働き蜂が花蜜や花粉を集め始める
時期(4~5月頃)
活動 王台が作られ、新女王が誕生。新しい働き蜂が誕生する
時期(5~6月頃)
活動 働き蜂の数がピークを迎える旧女王蜂が、働き蜂の約半数を引き連れて巣分かれする
時期(7~8月頃)
活動 休息期。春に貯蔵していた蜜を食べつつ、早朝や夕方に花粉・蜜を集める
時期(9~10月頃)
活動 越冬の準備開始 女王蜂と交尾しなかったオス蜂が巣から追い出される
時期(11~1月頃)
活動 女王蜂と働き蜂で越冬する

ミツバチは比較的穏やかな性格をしていますが、越冬の準備を始める時期は花粉や蜜が少なくなるため、攻撃性が高まります。また、越冬して活動を再開する頃も同じように攻撃性が増すといわれているため、該当の時期はむやみにミツバチを刺激しないよう、注意が必要です。

逆に、巣分かれするときのミツバチは元の巣から蜜を持ってくるため、攻撃性は低いといわれています。ただし、もちろん攻撃してくることもあります。安易に近づいたり、刺激を与えたりしないように注意しましょう。

益虫としての役割

益虫としての役割

ミツバチは養蜂されていることからも分かる通り、人の生活で役立つ益虫です。具体的には、果樹や野菜の花粉交配に役立ったり、食品として親しまれているはちみつやローヤルゼリーを生産したりします。

養蜂場はもちろん、一般家庭でもガーデニングや家庭菜園などを行っているのなら、ミツバチの恩恵を受けていることも多いでしょう。また、ミツバチが巣作りの際に分泌する蜜ろうは、口紅やクリーム、石けん、ろうそくといった商品の原料に活用されています。

ニホンミツバチとセイヨウミツバチの違い

ニホンミツバチとセイヨウミツバチの違い

日本にはニホンミツバチとセイヨウミツバチが生息していますが、それぞれ見た目や大きさ、種、性格や攻撃性などに違いがあります。

ここでは、ニホンミツバチとセイヨウミツバチの違いを5つの項目に分けて解説します。

見た目

見た目

ニホンミツバチは体全体が黒っぽい色をしており、腹部のしま模様も控えめな橙色をしています。全体が黄色っぽく、しま模様(黒と黄色)のコントラストがはっきりしているセイヨウミツバチに比べると、見た目のインパクトはやや少ないといえるでしょう。

ただし、ニホンミツバチは夏場になるとやや黄味が強くなるため、セイヨウミツバチと見間違えることもあるようです。また、ニホンミツバチの体長は女王蜂が約13~19ミリメートル、オス蜂が13ミリメートル前後、働き蜂が約10~12ミリメートルと、セイヨウミツバチよりも小さめです。

なお、素人には見分けが難しいものの、羽の模様にも違いがあります。ミツバチの後方の羽にある翅脈(しみゃく)という脈筋の一部がY字になっている場合はセイヨウミツバチ、H字になっている場合はニホンミツバチです。

種の違い

種の違い

セイヨウミツバチとその飼育技術は、明治時代にアメリカから持ち込まれました。明治末期には飼育者が増え、大正時代には採蜜を目的とした養蜂体系が確立され、日本全国に拡大。一部は野生化しているものの、大半は養蜂場で飼育されています。

一方のニホンミツバチはトウヨウミツバチの日本亜種として、昔から国内に生息していた種です。南は鹿児島、北は青森まで広く分布しており、近年は飼育者が増えているものの、基本的には野生として生息しています。

性格・攻撃性の違い

性格・攻撃性の違い

ミツバチは元々他の蜂に比べると性格が穏やかで、人を積極的に攻撃することは少ないといわれています。

中でもニホンミツバチは大人しい性格をしており、巣箱のふたを開いただけで暗がりに逃げ込もうとしたり、気に入らないことがあると巣を残して群れごと逃げる「逃去」という手段をとることもあるほど臆病な気質をしています。

セイヨウミツバチも攻撃性は低いものの、ニホンミツバチと比べると好戦的です。実際、同じ花でニホンミツバチと対面した場合、体当たりを仕掛けて縄張りを主張することもあります。

このように、ミツバチは人間がむやみに刺激しないかぎり、襲ってくるリスクは少ないでしょう。しかし、状況によっては攻撃される可能性もあるため、注意を怠らないことが大切です。

天敵に対する攻撃手段

天敵に対する攻撃手段

ミツバチはスズメバチが天敵ですが、それぞれ攻撃されたときの対抗手段に違いがあります。

ニホンミツバチは1匹のスズメバチを集団で取り囲み、筋肉を震わせて発生させた熱で弱らせる「熱殺蜂球」という方法で対抗します。ニホンミツバチは、スズメバチよりもわずかに熱に強いです。ただし、体にかなりの負荷がかかるため、熱殺蜂球を行ったニホンミツバチの寿命は短くなるといわれています。

一方、セイヨウミツバチが対抗手段として使うのは、スズメバチの腹部を圧迫して窒息させる「窒息スクラム」という方法です。スクラムの中心にいるセイヨウミツバチは、スズメバチの反撃に遭い、命を落とすこともあります。

営巣場所

ニホンミツバチはあまり開けていない閉鎖空間に巣を作る傾向にあります。具体的には、樹木の洞や民家の床下、天井裏、コンクリートの隙間などです。材質や場所の高低はあまり関係なく、外部から出入りできる隙間があればどこでも営巣できます。

一方のセイヨウミツバチも閉鎖空間に営巣する性質がありますが、出入り口が小さく、かつ中の容積が比較的大きい場所を好む傾向です。そのため、樹木の洞に巣を作る場合が多いものの、条件が合えば建物の内部に営巣することもあります。

ミツバチの巣の特徴は?

ミツバチの巣の特徴は?

セイヨウミツバチの巣は前述した通り、閉鎖空間に作られる傾向にあります。営巣場所は働き蜂が探索し、複数箇所が候補に挙がった後、ダンスによる多数決で場所が決定されます。最も選ばれやすいのは樹木の洞です。適当な洞が見つからない場合は、養蜂用の空き箱や人家の屋根裏などが選ばれることもあります。

なお、場所の傾向としては閉鎖空間であることの他に、出入り口が南向きかつ空間の底側にあり、比較的低い位置を好むようです。もし適当な場所が見つからなかった場合は、木の枝の下などの開放空間に巣を作ることもあります。

巣房の種類と形状

セイヨウミツバチの巣は複数の巣板によって構成されています。巣板は断面が六角形をした巣房の集合体で、巣の規模が拡大するとともに巣板も増加。大きな巣では巣板の数が10枚以上になることもあります。

全体で見ると平らな板が垂れ下がっているような形をしており、最初は白っぽい色をしていますが、蜜が集まると少しずつ橙色になっていくところが特徴です。巣の大きさには個体差がありますが、最大で横幅1メートルほどのサイズになり、蜂の巣の中でも規模はかなり大きめといえるでしょう。

1つの巣にいる蜂の数

ミツバチの巣にいる蜂の数は巣の規模にもよりますが、小さいものでは約3,000匹、大きいものになると約5万匹もの蜂が生息しています。スズメバチは1,000匹程度のため、1つの巣にいるミツバチの数がいかに多いかが分かります。

ミツバチの巣を放置するリスク

ミツバチの巣を放置するリスク

ミツバチは比較的温厚な性格をしており、かつ人の生活に役立つ益虫でもあるため「巣があっても放置して良いのでは?」と考える方も多いでしょう。

しかし、ミツバチの巣をそのまま放置していると、以下のようなリスクがあります。

  • 刺されるリスク
  • 汚染リスク
  • 他の虫を寄せ付けるリスク

ここからは、それぞれのリスクについて詳しく解説します。

刺されるリスク

セイヨウミツバチは、人間の方から手を出さなければ、積極的には攻撃してきません。しかし、「巣に危害を加えられる」と判断した場合は、容赦なく襲ってくる可能性があります。

特に以下のようなケースでは通常時より攻撃性が高まるため、注意が必要です。

  • 黒い衣服を着ている
  • 光り物を身に着けている
  • においの強い香水を使っている
  • 越冬の前後

ミツバチは白と黒の色のみ見分けがつきますが、このうち黒色は敵と見なします。加えて、ミツバチは光の刺激に対して敏感に反応するため、アクセサリーなどの光り物を身に着けていると知らないうちに蜂を刺激してしまい、反撃される恐れがあります。

さらに、においにも注意が必要です。ミツバチは触角によってにおいを識別しており、強いにおいを発するものを身にまとっていると敏感に反応し、外敵と見なして襲ってくることがあるためです。特に越冬の前後はミツバチの気が立っていて攻撃的になりやすいため、上記のような条件を備えたまま不用意に巣に近づくと、刺される危険性があります。

ミツバチの針にはかえしが付いており、無理やり針を引き抜こうとした個体は体ごとちぎれて死んでしまいますが、刺さった部分には針と毒液が入った内蔵(毒のう)が残るため、蜂毒による影響を受けます。

また、ミツバチの毒にフェロモンが含まれている点にも、注意が必要です。遠隔にいた仲間がフェロモンのにおいを感知すると、発生源に向かって集まってきて、集団で襲われるリスクがあります。

刺されたらどうなる?

ミツバチ1匹当たりの毒性は低いですが、集団によって何度も刺された場合、痛みや腫れだけでなくアナフィラキシーショックを引き起こす要因になります。

アナフィラキシーショックを起こすとかゆみを伴う皮膚症状が起こる他、めまいや嘔吐、呼吸困難といった全身症状が発生。さらに重症化した場合は意識障害や急激な血圧低下により、命に危険が及ぶ可能性もあります。

特に住まいの近くにミツバチの巣を作られた場合は、無意識のうちに巣を刺激することもあるため、なるべく早めに駆除した方が良いでしょう。

汚染リスク

飼育されているミツバチの巣箱は養蜂家によって管理されているため、衛生的な状態が保たれています。しかし、野生のミツバチの巣やその周辺は、蜜やフンによって汚染されやすい傾向です。

例えば屋根裏などにミツバチの巣を作られた場合、蜜が屋根板や梁などの部分に染みこみ、腐食の原因となる場合があります。構造体が腐食すると、住まいそのものの耐久性や耐震性が低下するため、大きな地震があったときに損壊や倒壊の危険性もあるでしょう。

また、ミツバチは飛行しながらフンをする性質があります。フンが付着すると、黄色または茶褐色をした泥状の汚れになってこびりつき、簡単には落とせません。

なお、ミツバチは白色や淡い色のものに向かってフンをする傾向があるため、近場にミツバチの巣がある場合、洗濯物や外壁、車などが汚れる可能性があります。

他の虫を寄せ付けるリスク

ミツバチの巣を放置していると、天敵であるスズメバチが寄ってくるリスクが高まります。

中でも注意が必要なのは、スズメバチの中でも特に危険性が高いといわれるオオスズメバチです。オオスズメバチは非常に凶暴かつ毒性が強く、刺されると強い痛みを感じる他、腫れやアナフィラキシーショックを引き起こす可能性があります。

また、オオスズメバチは一度しか刺せないミツバチとは異なり、同じ針で何度も刺すことができるため、一匹であっても油断はできません。特にミツバチの巣を襲うスズメバチは集団で行動しているため、近場にミツバチの巣があると複数のオオスズメバチと遭遇する危険性があります。

なお、ミツバチの巣を狙うのはスズメバチだけでなく、カマキリやムカデ、カエル、アリなどが寄ってくることもあります。家屋内や庭にミツバチの巣があると、これらの虫が家の中に侵入する恐れがあるため、たとえミツバチから悪影響を受けていなくても、巣は駆除した方が良いでしょう。

ミツバチの巣を駆除する方法

ミツバチの巣を駆除する方法は、大きく分けて3つあります。

  • 自分で駆除する
  • 養蜂場に引き取ってもらう
  • 専門業者に依頼する

ミツバチの巣が小さいうちは、必要な道具をそろえれば自分で駆除するのも方法の一つです。準備するものは以下の通りです。

  • 蜂用の殺虫剤
  • 赤いセロファンを貼った懐中電灯
  • ごみ袋
  • 白を基調とした長袖長ズボン
  • 首に巻くタオル
  • 軍手
  • トング

駆除はミツバチの動きが鈍くなる日没後に行うため、懐中電灯を準備しましょう。ただし、そのままの状態で巣に光を向けると、刺激を受けたミツバチに攻撃される恐れがあります。懐中電灯はあらかじめ、ライトの部分に赤いセロファンを貼り付けておきましょう。また、駆除の際は肌の露出を減らすために長袖長ズボン、軍手を着用し、首には白いタオルを巻くのが基本です。

上記の準備が整ったら、蜂の巣に向かって、少し離れた場所から殺虫剤を噴射します。使用方法に記載された通りの時間だけ噴射したら、一晩放置し、トングを使ってミツバチの死がいと巣をごみ袋に入れれば完了です。

殺虫剤さえ用意すれば身近なもので対処できるため、すぐに駆除できるところが利点です。しかし、巣が大きい場合は刺されるリスクが増すため、自力での駆除はおすすめできません。

養蜂場に相談すれば、巣ごと引き取ってもらえる可能性もあります。ただし、全ての養蜂場が引き取りに対応しているわけではないため、引き取り手を探すのに手間と時間がかかるかもしれません。

迅速かつ確実に駆除したいのなら、プロの業者に依頼することをおすすめします。

ミツバチの駆除でお困りなら「蜂の巣駆除PRO」へ!

ミツバチは穏やかな性格をしていますが、気が立っている時期に巣へ近づいたりすると攻撃される危険性があります。また、ミツバチの巣を放置していると、スズメバチなど危険な虫が寄ってきたり、蜜の影響で家屋が傷んだりと、さまざまな二次被害が発生しかねません。

家の近くや生活圏でミツバチの巣を見つけたら、なるべく早めに専門業者に駆除を依頼するのがおすすめです。

「蜂の巣駆除PRO」では、365日体制で蜂の巣の駆除を承っております。また、施工後の安心を保証するためのアフターサービスも付帯。もし施工後1カ月以内に、駆除した場所から直径1メートルの範囲内で再度蜂の巣が作られた場合は、追加料金なしで対応しております。

現地調査・お見積もりは無料です。速やかにミツバチの巣を駆除したい方は、「蜂の巣駆除PRO」までお気軽にご相談ください。

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