蜂の巣駆除コラム

ニホンミツバチは、日本に古くから生息している在来のミツバチです。花蜜や花粉を集めながら植物の受粉にも関わり、自然環境の中で重要な役割を担っています。一般にスズメバチほど攻撃性は高くありませんが、巣を刺激したり蜂を追い払ったりすれば、身を守るために刺すことがあります。
ニホンミツバチを見かけ、「セイヨウミツバチとどう違うの?」「家の近くに巣があるけれど危険ではない?」「自分でも飼育できる?」と気になっている方もいるでしょう。
また、春には分蜂によって多数の蜂が木の枝や外壁に集まり、大きな塊を作ることがあります。大量の蜂が集まっていても、必ずしもそこに巣があるとは限りません。
この記事では、ニホンミツバチの特徴やセイヨウミツバチとの見分け方、巣や生態、養蜂の基礎知識を解説します。家の周りにニホンミツバチが現れたときの対応も確認し、状況に合った判断につなげましょう。
この記事でわかること
目次

ニホンミツバチは、トウヨウミツバチの日本亜種にあたるミツバチです。日本では古くから野生の群れが生息しており、明治時代にセイヨウミツバチが導入される以前から養蜂にも利用されてきました。
養蜂場で見かけるミツバチというとセイヨウミツバチを思い浮かべる方も多いですが、ニホンミツバチは自然環境の中にも巣を作ります。樹木の空洞を利用するほか、条件が合えば住宅の屋根裏や床下、壁の内部などに住み着く場合もあります。
基本情報を簡単に整理すると、次のとおりです。
| 項目 | ニホンミツバチの特徴 |
| 分類 | ミツバチ科ミツバチ属・トウヨウミツバチの日本亜種 |
| 見た目 | セイヨウミツバチよりやや小さく、全体的に黒っぽく見える傾向がある |
| 性質 | 比較的おとなしいが、巣を刺激すると刺すことがある |
| 主な営巣場所 | 樹木の空洞、屋根裏、床下、壁の内部、戸袋など |
| 食べ物 | 花蜜や花粉 |
| 生活 | 女王蜂・働き蜂・オス蜂が群れを作って生活する |
| 項目(分類) | |
|---|---|
| ニホンミツバチの特徴 | ミツバチ科ミツバチ属・トウヨウミツバチの日本亜種 |
| 項目(見た目) | |
|---|---|
| ニホンミツバチの特徴 | セイヨウミツバチよりやや小さく、全体的に黒っぽく見える傾向がある |
| 項目(性質) | |
|---|---|
| ニホンミツバチの特徴 | 比較的おとなしいが、巣を刺激すると刺すことがある |
| 項目(主な営巣場所) | |
|---|---|
| ニホンミツバチの特徴 | 樹木の空洞、屋根裏、床下、壁の内部、戸袋など |
| 項目(食べ物) | |
|---|---|
| ニホンミツバチの特徴 | 花蜜や花粉 |
| 項目(生活) | |
|---|---|
| ニホンミツバチの特徴 | 女王蜂・働き蜂・オス蜂が群れを作って生活する |
ニホンミツバチとセイヨウミツバチには見た目や行動に違いがありますが、どちらも群れで生活し、花蜜や花粉を集めるミツバチです。ニホンミツバチは野生群が身近な環境へ入り込むこともあるため、養蜂をしていない住宅でも見かける可能性があります。まずは「日本にいるミツバチの一種」と理解したうえで、それぞれの特徴を見ていきましょう。

ニホンミツバチは、日本の自然環境に古くから生息してきたミツバチです。野生の群れが存在するほか、人が用意した巣箱で飼育されることもあります。
女王蜂を中心に、働き蜂やオス蜂が群れを作って生活する社会性昆虫です。働き蜂は採餌、巣作り、幼虫の世話、巣内の温度調節、防衛などを担います。
こうした基本的な社会構造はセイヨウミツバチと共通しますが、ニホンミツバチにはオオスズメバチへの防衛行動や逃去など、特徴的な行動も見られます。
ニホンミツバチは、花蜜や花粉を集めるために花から花へ移動します。その際に体へ付着した花粉を運ぶため、農作物や野生植物の受粉にも関わっています。
そのため、庭の花を訪れているだけなら、すぐに駆除する必要はありません。無理に追い払わず、距離を取って見守ることもできます。
ただし、住宅内や人が頻繁に通る場所へ営巣した場合は、刺傷や生活への影響を考える必要があります。生態系での役割と、住宅内の巣への対応は分けて判断しましょう。

日本で見られるミツバチには、ニホンミツバチのほかに、養蜂や農作物の受粉などに広く利用されているセイヨウミツバチがいます。両者はよく似ていますが、体の色や大きさ、行動などに違いがあります。
主な違いは次のとおりです。
| 比較項目 | ニホンミツバチ | セイヨウミツバチ |
| 体の印象 | やや小さく、黒っぽく見える傾向 | 黄色や黄褐色が目立つ傾向 |
| 生息 | 野生群も多く見られる | 日本では主に飼育群として利用される |
| 巣 | 樹洞や建物内部などにも自然巣を作る | 養蜂では巣箱で管理されることが多い |
| 外敵への行動 | オオスズメバチを蜂球で囲む防衛行動が知られる | ニホンミツバチとは防衛方法が異なる |
| 飼育上の特徴 | 環境変化や刺激によって逃去することがある | 家畜として長く改良され、養蜂に広く利用されている |
| 比較項目(体の印象) | |
|---|---|
| ニホンミツバチ | やや小さく、黒っぽく見える傾向 |
| セイヨウミツバチ | 黄色や黄褐色が目立つ傾向 |
| 比較項目(生息) | |
|---|---|
| ニホンミツバチ | 野生群も多く見られる |
| セイヨウミツバチ | 日本では主に飼育群として利用される |
| 比較項目(巣) | |
|---|---|
| ニホンミツバチ | 樹洞や建物内部などにも自然巣を作る |
| セイヨウミツバチ | 養蜂では巣箱で管理されることが多い |
| 比較項目(外敵への行動) | |
|---|---|
| ニホンミツバチ | オオスズメバチを蜂球で囲む防衛行動が知られる |
| セイヨウミツバチ | ニホンミツバチとは防衛方法が異なる |
| 比較項目(飼育上の特徴) | |
|---|---|
| ニホンミツバチ | 環境変化や刺激によって逃去することがある |
| セイヨウミツバチ | 家畜として長く改良され、養蜂に広く利用されている |
ただし、実際に飛んでいる蜂を一瞬見ただけで種類を判断するのは簡単ではありません。特に腹部の色は個体差や見え方の影響を受けます。色だけで決めつけず、体格、巣の場所、群れの行動など複数の特徴を手がかりにすることが大切です。

ニホンミツバチの働き蜂は、セイヨウミツバチよりやや小さく、全体的に黒っぽく見える傾向があります。セイヨウミツバチは、黄色や黄褐色の帯が比較的目立ちます。
ただし、体色には個体差があり、光の当たり方でも見え方は変わります。「黒いからニホンミツバチ」と断定はできません。
専門的には後ろ翅の翅脈にも違いがありますが、飛んでいる蜂を肉眼で確認するのは困難です。一般の方は、体色や大きさだけでなく、巣の場所や行動も手がかりにしてください。
ニホンミツバチは野生の群れも多く、樹木の空洞や建物内部などに自然巣を作ることがあります。また、オオスズメバチを多数の働き蜂で取り囲む防衛行動や、環境の変化などで群れごと巣を離れる逃去も知られています。
こうした特徴は見分ける手がかりになりますが、確認のために巣へ近づくのは危険です。住宅の隙間へ蜂が出入りしている場合は、安全な位置から様子を見る程度にとどめましょう。
ニホンミツバチとセイヨウミツバチはよく似ており、遠目や不鮮明な写真だけでは判断しにくいことがあります。一方、スズメバチやアシナガバチとは、体つきや巣の形に違いがあります。
ただし、種類を確認するために蜂を捕まえたり、巣の近くまで接近したりする必要はありません。同じ場所へ繰り返し蜂が出入りしている場合は、離れた位置から確認し、判別できなければ専門家へ相談してください。

ニホンミツバチは、季節によって群れの活動が変化します。春には分蜂が起こり、冬は群れで越冬します。こうした生態を知ると、春に大量の蜂が現れたり、蜂が突然いなくなったりする理由も理解しやすくなります。

ニホンミツバチの群れは、女王蜂・働き蜂・オス蜂で構成されます。女王蜂の主な役割は産卵で、働き蜂は採餌、育児、巣作り、清掃、温度調節、防衛などを担います。オス蜂は繁殖に関わります。
このように群れで生活するため、庭で一匹見かけただけでは近くに巣があるとは限りません。花の多い場所では、離れた巣から働き蜂が採餌に訪れている場合もあります。
春になって花が増えると、ニホンミツバチの活動も活発になります。群れが成長すると分蜂が起こり、夏から秋にかけても採餌を続けながら冬に備えます。
冬は活動量が低下しますが、スズメバチやアシナガバチのように巣の活動が終わるわけではありません。ニホンミツバチは女王蜂と働き蜂が群れで巣に残り、蓄えた蜂蜜を利用して越冬します。
そのため、冬に蜂の出入りが少なくなっても、住宅内の巣が空になったとは限りません。暖かい時期に出入りしていた場所から蜂が見えなくなっても、すぐに壁を開けたり巣穴をふさいだりせず、営巣状況を確認してから対応する必要があります。
春から初夏に群れが成長すると、「分蜂」が起こります。分蜂とは、一つの群れが分かれ、新しい群れを作るために別の営巣場所へ移動する行動です。
移動の途中では、女王蜂と多数の働き蜂が木の枝や外壁などへ集まり、大きな塊になることがあります。これは新しい住み場所を探す間の一時的な集合で、完成した巣とは限りません。
見つけても棒で突いたり殺虫剤を吹きかけたりせず、刺激を与えないよう距離を取りましょう。

ニホンミツバチには、オオスズメバチなどの外敵に対する特徴的な防衛行動があります。その一つが「熱殺蜂球」です。
巣へ侵入したスズメバチを多数の働き蜂が取り囲み、蜂球を作ります。内部では働き蜂の筋肉の活動によって温度が上がり、二酸化炭素濃度や湿度なども変化します。これらの条件が組み合わさって、取り囲まれたスズメバチを死に至らせます。
単に「高温だけで倒す」と考えるのではなく、複数の要因が関係する防衛行動と理解しておきましょう。ニホンミツバチに特徴的な生態として知られていますが、この行動があるからスズメバチの被害を受けないという意味ではありません。
ニホンミツバチには、生活していた巣を群れごと離れる「逃去」が見られます。新しい群れを増やす分蜂とは異なり、それまでの営巣場所を捨てて移動する行動です。
強い刺激や周辺環境、餌の状況、外敵など複数の要因が関係すると考えられています。そのため、巣箱へ入った群れが必ず定着するとは限りません。
住宅内から蜂が突然いなくなっても、巣板や蜂蜜が残っている場合があります。蜂の姿が見えないことだけで、巣がなくなったと判断しないようにしましょう。

ニホンミツバチは、樹木の空洞など雨風を避けられる場所に巣を作ります。住宅では屋根裏や床下などを利用することもあり、巣そのものが外から見えないケースもあります。
自然に暮らすニホンミツバチは、樹木の洞など雨風を避けられる空間を利用して巣を作ります。住宅では、屋根裏や床下、壁の内部、戸袋などに営巣することがあります。
小さな隙間を出入り口にするため、外から巣が見えないケースもあります。同じ隙間へ蜂が繰り返し出入りしている場合は、内部に巣がある可能性があります。
スズメバチのような紙状の外皮に覆われた丸い巣とは形が異なるため、「軒下に丸い巣がないから営巣していない」とは判断できません。
ニホンミツバチの巣は、働き蜂が分泌する蜜ろうで作られます。六角形の巣房が規則的に並んで板状の「巣板」となり、群れが成長すると複数の巣板が作られます。
巣房は、幼虫を育てたり、花蜜や花粉を貯蔵したりするために使われます。木材などをかみ砕いて紙状の巣を作るスズメバチやアシナガバチとは、材料も構造も異なります。
住宅内部の巣を確認するために壁や天井を開けるのは危険です。巣板の一部だけが見えていても、奥までどの程度広がっているかは外から判断できません。蜂が出入りしている場合は、無理に内部を確認しないでください。
春ごろ、木の枝や塀、外壁などに大量のミツバチが密集し、ぶどうの房のような塊を作ることがあります。これは分蜂した群れが新しい営巣場所へ移る途中で、一時的に集まっている蜂球の可能性があります。
一方、建物の隙間へ蜂が次々に入り、継続して出入りしている場合は、その周辺に定着している可能性があります。
どちらの場合も、殺虫剤を吹きかけたり、ほうきや棒で落としたりするのは避けましょう。玄関や通路など生活動線に近い場合は、近づかず相談を検討してください。

ニホンミツバチは比較的おとなしいミツバチですが、毒針を持っています。巣や群れが危険にさらされたと判断すれば、防衛のために刺すことがあるため、素手で触ったり巣へ近づいたりしないでください。特に、巣の出入り口付近では複数の働き蜂が警戒していることもあるため、採餌中の一匹を見かけたときと同じ感覚で近づかないことが大切です。
庭や公園で花から花へ飛び回っているニホンミツバチは、主に花蜜や花粉を集めています。巣から離れて採餌している個体は、人を見つけただけで積極的に襲う蜂ではありません。
近くを飛んでいても、手で払いのけたり捕まえたりせず、静かに離れましょう。ニホンミツバチだから絶対に刺さないとは考えず、必要以上に触れないことが基本です。
ニホンミツバチが警戒しやすいのは、群れが生活する巣の周辺です。巣へ不用意に近づく、壁や天井へ強い振動を与える、蜂をつぶす、出入り口をふさぐといった行動は避けてください。
庭木の剪定や草刈り、住宅工事などで、知らないうちに巣を刺激する場合もあります。同じ場所へ多数の蜂が出入りしているときは、顔を近づけず安全な距離から確認しましょう。
ニホンミツバチに刺されたら、まず蜂がいる場所から離れて安全を確保します。皮膚に針が残っている場合は早めに取り除き、患部を冷やしてください。
針を強くつまむと毒がさらに入る可能性があるため、横に払うように落とす方法もあります。腫れや痛みが強い場合、不安がある場合は医療機関を受診しましょう。
息苦しさ、全身のじんましん、意識障害などの強い全身症状が出た場合は、アナフィラキシーの可能性があります。速やかに救急要請するなど、緊急の対応が必要です。

ニホンミツバチは、人が用意した巣箱で飼育することもできます。ただし、趣味の養蜂でも法律や周辺環境への配慮が必要です。蜂蜜を採ることだけでなく、生態や管理方法を理解したうえで飼育を考えましょう。

ニホンミツバチは、重箱式などの巣箱を使って飼育することができます。自然界で樹木の空洞などを利用する性質に合わせ、蜂が生活できる空間を用意します。
ただし、ニホンミツバチは野生の性質が強く、巣箱を置けば必ず群れが入るわけではありません。入居しても、環境や刺激によって逃去する場合があります。
養蜂を始めるなら、巣箱だけでなく、年間の管理、周囲の蜜源、病気や外敵への対策なども学ぶ必要があります。住宅地では、巣箱を置く場所や蜂の飛行経路も考え、家族や近隣への影響が出にくい環境を整えることも重要です。

ニホンミツバチを飼育するときは、養蜂振興法に基づく飼育届を確認する必要があります。セイヨウミツバチだけでなく、ニホンミツバチも対象で、趣味の飼育だから一律に届出不要とはいえません。
また、届出をすれば自由に巣箱を設置できるという意味でもありません。蜂群の配置調整や適切な飼養管理が必要になる場合があります。
飼育方法などによって扱いが異なる場合もあるため、始める前に住所地の都道府県の担当窓口へ確認してください。すでに自然巣がある場所でニホンミツバチを管理・反復利用するケースでも、自己判断せず届出の要否を確認しておくと安心です。
ニホンミツバチの飼育では、逃去のほか、スズメバチなどの外敵、病気やダニ、周辺の蜜源環境にも注意が必要です。アカリンダニが重度に寄生した群れでは、越冬期に蜂の数が大きく減ることもあります。
さらに、自宅で飼育する場合は、刺傷や糞による汚れなど近隣への影響も考えなければなりません。
巣箱を置いて蜂蜜を採るだけが養蜂ではありません。群れの状態を観察し、周囲にも配慮しながら適切に管理することが大切です。

家の周囲に多数のニホンミツバチが現れても、すぐに駆除が必要とは限りません。分蜂中なのか、住宅内へ定着しているのかを確認し、巣の場所や生活への影響から対応を判断しましょう。
木の枝や外壁など開けた場所に大量のミツバチが塊になっている場合は、分蜂途中の蜂球である可能性があります。新しい営巣場所を探している群れが、移動の途中で一時的に集まっている状態です。そのため、多数の蜂が密集していても、その場所に巣が作られているとは限りません。
一方、屋根の隙間や換気口、壁の穴など、同じ場所へ蜂が繰り返し出入りしている場合は、建物の内部に巣を作って定着している可能性があります。特に、数日以上にわたって同じ場所への出入りが続いている場合は、内部で営巣していることも考えられます。
ただし、巣があるか確認するために蜂を追いかけたり、出入り口へ顔を近づけてのぞき込んだりするのは避けてください。巣の近くでは蜂が防衛行動を取ることがあります。離れた安全な場所から出入りの様子を確認し、分蜂なのか営巣なのか判断できない場合は、無理に近づかないことが大切です。
ニホンミツバチは植物の受粉に関わり、人を積極的に襲う蜂でもありません。人の生活動線から十分に離れた自然巣などであれば、必ずしもすぐに駆除する必要はありません。
ただし、玄関やベランダ、子どもが遊ぶ庭などに近い場合は、人と蜂が接触する可能性が高くなります。住宅内部なら、建物への影響も考える必要があります。
「益虫だから必ず残す」「刺すから必ず駆除する」と決めつけず、巣の場所や人との距離から判断しましょう。蜂が通る場所と人の生活動線が重なるか、建物内部に巣があるかといった点も、対応を決める際の判断材料になります。
屋根裏や壁の内部にある巣は、外から全体を確認できません。出入り口が小さくても、内部では複数の巣板が広がっている可能性があります。
殺虫剤を吹き込む、出入り口をふさぐ、壁を開けて取り出そうとすると、蜂を刺激して刺される危険があります。また、蜂がいなくなっても蜂蜜や巣板が残る場合があります。
住宅内部への営巣が疑われるときは、自分で規模を確認しようとせず、巣の位置や撤去方法を含めて専門家へ相談しましょう。
ニホンミツバチはセイヨウミツバチと見た目が似ているため、飛んでいる個体を見ただけで正確に種類を判断するのは簡単ではありません。また、大量の蜂が集まっていても、分蜂の途中で一時的にできた蜂球なのか、すでに住宅内へ定着して巣を作っているのかによって、必要な対応は異なります。
また、ニホンミツバチだと思っていた蜂が別の種類である可能性もあります。種類が分からない状態で殺虫剤を使用したり、出入り口をふさいだりすると、状況を悪化させることもあります。
蜂の種類を判別できない、巣がある場所や規模が分からない、分蜂なのか営巣なのか判断できないといった場合は、自分だけで対応しようとせず専門家への相談を検討してください。巣の場所や蜂の種類、生活への影響を確認したうえで、駆除が必要かどうかを判断することが大切です。
ニホンミツバチは、日本に古くから生息し、植物の受粉にも関わっているミツバチです。セイヨウミツバチよりやや小さく黒っぽく見える傾向がありますが、外見だけで正確に種類を判断できるとは限りません。
また、比較的おとなしい性質でも、巣を刺激すれば防衛のために刺す可能性があります。春に大量の蜂が集まっている場合は分蜂中の蜂球であることもあるため、「蜂が多いからすぐ駆除」と判断するのではなく、まずは安全な距離から状況を確認することが大切です。
一方、屋根裏や壁の中、玄関付近などに巣を作っている場合は、人との接触や建物への影響も考える必要があります。見えない場所にある巣を自分で取り除こうとすると、蜂を刺激する危険もあります。
ニホンミツバチかどうか分からない、住宅内部に巣がある、生活への影響が心配といった場合は、無理に近づかず「蜂の巣駆除PRO」へご相談ください。