蜂の巣駆除コラム

床下の通気口から蜂が何度も出入りしていたり、家の下の方で蜂を頻繁に見かけたりすると、「床下に蜂の巣があるのでは?」と不安になるかもしれません。床下から羽音が聞こえる場合も注意が必要です。
床下は巣の位置や大きさを外から確認しにくいうえ、狭くて逃げ場を確保しにくい場所です。確認や駆除のために安易に潜り込むと、蜂を刺激して刺される危険があります。
この記事では、床下の蜂の巣を疑うサインや営巣する可能性がある蜂の種類、自力駆除が危険な理由、安全な対処法、駆除後の予防方法を解説します。
この記事でわかること
目次

床下の蜂の巣は、軒下や庭木の巣のように外から見えるとは限りません。通気口付近での蜂の動きや、床下から聞こえる羽音などが発見のきっかけになることがあります。
ただし、蜂を1匹見ただけでは床下に巣があるとは判断できません。同じ場所への出入りが続いているかを、安全な距離から確認しましょう。

同じ床下換気口や基礎部分の通気口から、複数の蜂が繰り返し出入りしている場合は、床下に巣がある可能性があります。働き蜂は巣と餌場を何度も行き来するため、特定の開口部を出入口として継続的に利用することがあります。
特に、時間を空けて見ても同じ場所から蜂が出入りしている場合は、近くに巣がある可能性を考えたほうがよいでしょう。ただし、実際の巣が通気口のすぐ内側にあるとは限らず、床下の奥に作られている場合もあります。
内部を確認しようとして顔を近づけたり、棒やライトを差し込んだりするのは避けてください。巣が入口の近くにあると、蜂を刺激して一斉に飛び出してくるおそれがあります。確認するときは十分に距離を取り、蜂が同じ場所を継続して出入りしているかを見る程度にとどめましょう。

基礎や床下換気口の周辺など、家の下の方で蜂を頻繁に見かける場合も、床下へ出入りしている可能性があります。とくに、地面に近い位置を飛びながら同じ場所へ何度も戻る様子がある場合は、基礎の隙間や通気口などを出入口として利用していることがあります。
ただし、1匹を一度見ただけでは、床下に営巣しているとは限りません。花や樹液などを探して一時的に飛来している可能性もあります。そのため、同じ場所を何度も飛んでいる、基礎付近の隙間へ繰り返し入っていくなど、一定の行動が続いているかを確認してください。
巣の場所を突き止めようとして蜂を追いかけたり、基礎の周囲を近距離でのぞき込んだりする必要はありません。安全な場所から様子を見て、特定の場所への出入りが続く場合は床下の巣を疑いましょう。

床付近から「ブーン」という羽音が繰り返し聞こえる場合も、床下に蜂が入り込んでいる可能性があります。巣が床板の近くや床下の構造物周辺にあると、蜂が飛ぶ音や活動音が室内側まで聞こえることがあります。
また、窓や網戸を閉めているのに室内で蜂を何度も見かける場合は、床下や壁内部などから室内へ入り込んでいることも考えられます。1匹だけであれば偶然侵入した可能性もありますが、同じ部屋で繰り返し蜂を見かける場合は注意が必要です。
音の場所を確かめようとして床下収納や点検口を開けるのは避けましょう。開口部のすぐ近くに巣があった場合、蜂を刺激したり、点検口から室内へ蜂が飛び出してきたりするおそれがあります。羽音が継続して聞こえる場合は、無理に内部を確認せず、安全な方法で状況を確認することが大切です。

床下やその周辺に巣を作る蜂は1種類ではありません。代表的なのは、スズメバチ類やミツバチ類です。ウッドデッキの下など比較的開けた場所では、アシナガバチ類が営巣することもあります。
| 種類 | 見た目の傾向 | 巣の特徴 | 注意点 |
| スズメバチ類 | 黄色やオレンジ色と黒の模様が目立つ種類が多い | 種類によって閉鎖空間にも巣を作る | 巣に近づかない |
| ミツバチ類 | 茶褐色で体に毛が多い | 蜜蝋でできた巣板を作る | 巣や蜜が建物内に残ることがある |
| アシナガバチ類 | 細長い体と長い脚が特徴 | 六角形の巣房が露出している | 開放された場所に巣を作ることが多い |
| 種類(スズメバチ類) | |
|---|---|
| 見た目の傾向 | 黄色やオレンジ色と黒の模様が目立つ種類が多い |
| 巣の特徴 | 種類によって閉鎖空間にも巣を作る |
| 注意点 | 巣に近づかない |
| 種類(ミツバチ類) | |
|---|---|
| 見た目の傾向 | 茶褐色で体に毛が多い |
| 巣の特徴 | 蜜蝋でできた巣板を作る |
| 注意点 | 巣や蜜が建物内に残ることがある |
| 種類(アシナガバチ類) | |
|---|---|
| 見た目の傾向 | 細長い体と長い脚が特徴 |
| 巣の特徴 | 六角形の巣房が露出している |
| 注意点 | 開放された場所に巣を作ることが多い |
スズメバチの中には、木の空洞や建物内部など、外から見えにくい閉鎖空間に巣を作る種類がいます。住宅では床下のほか、屋根裏や壁内部などが利用されることもあります。
巣を守るため強く警戒する種類もいるため、蜂の種類や巣の位置が分からない状態で出入り口へ近づくのは避けてください。
ミツバチ類は、条件の合う空洞に群れが定着して巣を作ることがあります。床下や壁内部など、人目につきにくい場所が利用されるケースもあります。
巣は蜜蝋でできた巣板から構成され、蜂蜜や花粉が蓄えられます。比較的おとなしい蜂ですが、巣を刺激すれば刺される可能性があります。また、群れで越冬するため、冬になれば必ずいなくなるわけではありません。
アシナガバチ類は、軒下や庭木など比較的開放された場所に巣を作ることが多い蜂です。床下の奥よりも、ウッドデッキの裏側や床下周辺の開けた場所などで見つかることがあります。
床下周辺を飛んでいる蜂が必ずスズメバチとは限りません。種類が判断できない場合は、確認のために近づかないようにしましょう。

蜂が住宅そのものを狙っているわけではありません。床下へ侵入できる開口部があり、雨風を避けやすいなど、巣を作る条件がそろうことで営巣場所に選ばれることがあります。

床下換気口や基礎周辺、配管が通る部分などの開口部は、蜂の侵入経路になることがあります。外からは小さく見える隙間でも、蜂が通れる空間があれば入り込む可能性があります。
また、侵入口と巣の位置が離れていることもあります。通気口から出入りしていても、そのすぐ裏に巣があるとは限りません。

床下は屋外より雨や風の影響を受けにくく、人や動物からも見つかりにくい場所です。基礎や床組みなど巣を固定できる場所もあるため、条件が合えば営巣場所として利用されることがあります。
外から巣が見えないため、蜂の出入りが増えるまで住人が気づかないケースもあります。

床下の蜂の巣は、軒下など外から見える巣とは状況が異なります。巣の位置や大きさが分からないまま狭い空間へ入る必要があるため、自力駆除は危険です。特にスズメバチの可能性がある場合や、蜂の出入りが多い場合は無理に対応しないでください。
床下は高さが限られ、配管や基礎などもあるため、蜂に襲われてもすぐに退避できません。防護服を着用しても動きや視界が制限されることがあります。
巣へ近づいた状態で蜂が飛び出してくると、安全な距離を確保するのが難しくなります。殺虫剤を持って床下へ入り、自分で駆除しようとするのは避けましょう。
蜂が通気口から出入りしていても、巣がすぐ近くにあるとは限りません。床下内部を移動した先に巣を作っている可能性があります。
床下には基礎や配管、断熱材などによる死角もあります。巣を探して奥へ進むと、気づかないうちに巣へ接近するおそれがあるため、場所が分からないときほど無理に確認しないことが大切です。
活動中の巣がある状態で、蜂が出入りしている通気口だけを塞ぐのも避けましょう。外へ出られなくなった蜂が別の隙間を探し、建物内部に通じる場所があれば室内側へ出てくる可能性があります。
また、外にいた蜂が巣へ戻れず、通気口周辺を飛び回ることもあります。防虫ネットなどによる侵入防止は、巣の撤去後に蜂がいないことを確認してから行いましょう。

床下に蜂の巣がある可能性に気づいたら、自分で巣を探したり駆除したりせず、まず蜂を刺激しないことが重要です。安全な範囲で状況を確認し、その後の対応を判断します。
どの通気口や隙間から蜂が出入りしているか、離れた場所から確認します。分かる範囲で蜂の数、出入りの頻度、場所などを把握しておくと、専門業者へ相談するときにも状況を伝えやすくなります。
近距離で撮影したり、飛んでいく蜂を追ったりする必要はありません。安全な場所から分からないことは、無理に確認しないでください。
巣の位置を確認するために、床下収納や点検口を開けて内部をのぞくのは避けましょう。巣が点検口の近くにあれば、蜂を刺激したり、室内へ蜂が入り込んだりするおそれがあります。
点検口から巣が見えなかったとしても、床下の奥に巣がないとは判断できません。特に室内でも蜂を繰り返し見かける場合は、無理に侵入経路を探さないようにしましょう。
床下の蜂の巣は、巣の位置確認から撤去まで難易度が高いケースがあります。蜂の種類や巣の大きさ、侵入口などを確認したうえで対処する必要があるため、自力での対応が難しい場合は専門業者への相談を検討してください。
スズメバチの可能性がある、蜂の数が多い、巣が見えない、室内にも蜂が入ってきている場合は特に無理をしないことが大切です。自治体によっては相談窓口や駆除業者の案内を行っている場合もあります。

床下の巣は普段見えにくいため、「冬まで待てばいなくなるのでは」と考えるかもしれません。しかし、蜂の種類や巣の状態によっては、放置している間に巣が大きくなったり、住宅内部への影響が出たりする場合があります。
スズメバチやアシナガバチでは、季節が進むにつれて働き蜂が増え、巣が大きくなる時期があります。蜂の数が増えると、通気口や庭の周辺で蜂と接触する機会も増えます。
床下は玄関や庭など生活空間に近いため、草刈りや建物周辺の作業で知らないうちに巣の近くを刺激する可能性もあります。巣が見えないから安全とは考えず、継続的な出入りがあれば状況を確認しましょう。
ミツバチが床下などに定着すると、巣板には蜂蜜や花粉が蓄えられます。巣が長期間残ることで、蜜や巣材が周囲を汚したり、ほかの虫を呼び寄せたりすることがあります。
また、ミツバチは群れで越冬するため、冬になれば必ず巣が空になるとは限りません。床下や壁内に巣がある場合は、蜂だけでなく残った巣板の処理が必要になるケースもあります。

床下の蜂の巣を駆除した後は、再び侵入されないように通気口や建物周辺の隙間を確認しましょう。ただし、活動中の巣がある状態で入口を塞いではいけません。予防は、巣の撤去と蜂の出入りがなくなったことを確認した後に行います。
床下換気口などには、防虫ネットを取り付けて蜂の侵入を防ぐ方法があります。既存の網が破れている場合は、補修や交換を検討しましょう。
床下換気口は湿気を逃がす役割があるため、板などで完全に塞ぐのは避けます。通気性を確保しながら蜂が入りにくい状態にすることが大切です。
蜂の侵入口は通気口だけとは限りません。基礎周辺や配管が通っている部分などに隙間や破損がないか確認しましょう。
大きな亀裂など住宅の補修が必要な箇所は、無理にDIYで塞がず、施工会社や修繕業者への相談も検討してください。入口を一つ対策しただけで安心せず、家の周囲を確認することが重要です。
スズメバチやアシナガバチでは、春から女王蜂が巣作りを始めます。巣が大きくなる前に、軒下や床下換気口、基礎周辺、ウッドデッキの下などを外側から定期的に確認しておくと、異変に気づきやすくなります。
ただし、狭い場所をのぞき込んだり手を入れたりする必要はありません。同じ場所へ蜂が繰り返し出入りしている場合は、近づかずに対応を検討しましょう。
床下の蜂の巣は、外から位置や大きさを確認しづらく、狭い場所での作業になるため、自力での駆除には危険が伴います。通気口から蜂が何度も出入りしている、床下から羽音がする、室内でも蜂を見かけるといった場合は、無理に床下へ入らないでください。
また、活動中の巣がある状態で通気口を塞ぐと、蜂が別の出口を探す可能性があります。防虫ネットなどによる予防は、巣を撤去し、蜂がいない状態を確認してから行うことが大切です。
床下に蜂の巣がある可能性があり、自分での確認や駆除が難しい場合は、「蜂の巣駆除PRO」へご相談ください。蜂の種類や巣の場所が分からない場合でも、状況を確認したうえで対応いたします。