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蜂の巣駆除コラム

タイワンタケクマバチとは?危険性や巣の特徴・駆除方法を解説

タイワンタケクマバチとは?危険性や巣の特徴・駆除方法を解説

タイワンタケクマバチは、主に枯れた竹の中に巣を作る外来種のクマバチです。全身が黒っぽく、竹垣や竹ぼうき、園芸用の竹支柱などに丸い穴を開けて営巣することがあります。

人を積極的に襲うハチではありませんが、メスは刺すことがあるため、巣がある竹を不用意に触るのは危険です。

この記事では、タイワンタケクマバチの特徴や危険性、巣や生態の特徴、刺されたときの対処、駆除方法について解説します。

この記事でわかること

  • タイワンタケクマバチの危険性
  • タイワンタケクマバチに刺されたときの応急処置
  • タイワンタケクマバチの巣や生態の特徴
  • タイワンタケクマバチを見つけたときの対処

タイワンタケクマバチとは?

タイワンタケクマバチとは?

タイワンタケクマバチは、ハチ目ミツバチ科クマバチ属に分類される大型の蜂です。日本にもともと生息していた在来種ではなく、海外から侵入して定着した外来種です。

自然分布域は台湾、中国大陸南部からインドにかけての地域で、日本では2006年に愛知県豊田市で初めて記録されました。その後、国内で分布を広げています。

体長は2cm程度で、頭部から腹部まで黒っぽい体をしています。在来のキムネクマバチと似た大きさや体形をしていますが、体色や営巣場所に違いがあります。

項目タイワンタケクマバチの基本情報
分類ミツバチ科・クマバチ属
体長約2cm
体の特徴頭部・胸部・腹部はおおむね黒色、翅は褐色
自然分布台湾、中国大陸南部~インド
主な営巣場所枯れた竹の節内部
国内初記録2006年・愛知県豊田市
主な活動時期春に活動を始め、夏に新成虫が羽化する
項目(分類)
タイワンタケクマバチの基本情報ミツバチ科・クマバチ属
項目(体長)
タイワンタケクマバチの基本情報約2cm
項目(体の特徴)
タイワンタケクマバチの基本情報頭部・胸部・腹部はおおむね黒色、翅は褐色
項目(自然分布)
タイワンタケクマバチの基本情報台湾、中国大陸南部~インド
項目(主な営巣場所)
タイワンタケクマバチの基本情報枯れた竹の節内部
項目(国内初記録)
タイワンタケクマバチの基本情報2006年・愛知県豊田市
項目(主な活動時期)
タイワンタケクマバチの基本情報春に活動を始め、夏に新成虫が羽化する

全身が黒く、在来のクマバチとは胸部の色で見分ける

全身が黒く、在来のクマバチとは胸部の色で見分ける

タイワンタケクマバチは体長が約2cmあり、頭部・胸部・腹部がおおむね黒色をしています。翅は褐色で、体は在来のクマバチと同じように太く、がっしりとしています。

よく似ているのが、日本に広く分布するキムネクマバチです。キムネクマバチは名前のとおり胸部に黄色い毛が密生しており、黒い頭部や腹部に対して胸の黄色が目立ちます。

一方、タイワンタケクマバチのメスは胸部も黒いため、全身が黒っぽく見えるのが特徴です。ただし、オスでは胸部などに淡い色の毛が見られるため、「胸が黄色くない蜂はすべてタイワンタケクマバチ」と判断することはできません。

体が大きく、羽音も目立つためスズメバチと間違えることもありますが、体形や模様は異なります。遠くから見ただけでは種類を判断しにくいこともあるため、蜂を捕まえたり近づいたりして確認する必要はありません。

外来種として日本国内でも分布を広げている

外来種として日本国内でも分布を広げている

タイワンタケクマバチは、日本にもともと生息していた蜂ではありません。国内では2006年に愛知県豊田市で初めて確認され、その後、各地へ分布を広げています。

侵入経路については、中国大陸などから輸入された竹材に営巣した個体が、竹材とともに国内へ運び込まれた可能性が考えられています。

現在では東海地方だけに限らず、関東、近畿、中国地方などでも確認されています。竹材が人によって運搬されることに加え、定着した地域から成虫が移動することで分布が広がっていると考えられます。

タイワンタケクマバチは外来種ですが、外来生物法で指定されている「特定外来生物」ではありません。「外来種」という言葉だけで、飼育や運搬などが法律で一律に禁止されている生物と混同しないよう注意が必要です。

タイワンタケクマバチの危険性は?

タイワンタケクマバチの危険性は?

タイワンタケクマバチは、スズメバチのように多数の働き蜂が集団で巣を守る蜂ではありません。メスが単独で巣を作るため、飛んでいる個体が人を見つけて積極的に襲ってくる可能性は低いと考えられます。

ただし、「おとなしい蜂だから刺されない」というわけではありません。メスは毒針を持っており、捕まえたり巣を刺激したりすると刺される可能性があります。

竹の内部に巣を作る性質上、蜂がいることに気づかず竹製品を触ってしまう場面にも注意が必要です。

攻撃性は低いがメスに刺されることがある

タイワンタケクマバチは単独性の蜂で、スズメバチのように大きな集団で巣を防衛する習性はありません。庭の花などを訪れている個体を見かけても、刺激しなければ人を積極的に襲うことは多くありません。

一方、メスには毒針があります。手で捕まえる、叩く、追い払おうとして手で払うといった行動をすると、防御のために刺される可能性があります。

特に注意したいのが、竹の内部に巣があることに気づかず触るケースです。国内では、庭に置かれていた竹ぼうきを触った際に、内部に営巣していたタイワンタケクマバチのメスに手指を刺された症例も報告されています。

穴の開いた竹ぼうきや園芸用支柱、竹垣などを見つけた場合は、すぐに持ったり動かしたりせず、蜂の出入りがないか離れた場所から確認してください。

竹材への被害や外来種としての影響にも注意する

竹材への被害や外来種としての影響にも注意する

タイワンタケクマバチによる問題は、人への刺傷だけではありません。枯れた竹へ穴を開けて内部に巣を作るため、竹垣や園芸用支柱、竹ぼうきなどが営巣場所になると、竹材が傷む原因になります。

特に竹垣など長期間使用する竹材では、複数の場所に穴を開けられることで、美観や品質に影響する可能性があります。竹ぼうきなど日常的に手で触れる製品に営巣した場合は、使用する人が蜂に接触する危険もあります。

また、タイワンタケクマバチとともに国内へ侵入したと考えられるダニが、在来のキムネクマバチから確認されるなど、生態系への影響も研究されています。

ただし、外来種であることだけを理由に、在来の蜂をすべて駆逐する、植物へ重大な被害を与えると断定することはできません。確認されている竹材への被害や刺傷の危険と、研究段階にある生態系への影響は分けて考える必要があります。

タイワンタケクマバチに刺されたらどうする?

タイワンタケクマバチに刺されたらどうする?

タイワンタケクマバチに刺された場合は、まず巣や蜂から離れて安全な場所へ移動してください。その後、刺された部分を流水で洗い、患部を冷やしながら症状を確認します。

蜂に刺されたあとは、刺された場所の痛みや赤み、腫れなどの局所症状だけでなく、じんましんや息苦しさなど全身に症状が出ていないか確認することも重要です。

刺されたときの応急処置と症状の確認

刺された場所の近くに巣がある場合、その場にとどまっていると再び蜂に接触する可能性があります。最初に蜂から離れ、安全な場所へ移動してください。

安全を確保したら、刺された部分を流水でよく洗います。その後、保冷剤などを布で包んで患部を冷やします。傷口を強くこする、刃物などで切るといった自己流の処置は避けましょう。

刺されたあとは、痛みや赤み、腫れがどの程度あるかを確認します。国内で報告されたタイワンタケクマバチの刺症例では、手指を刺されたあと疼痛が生じ、翌日に淡い紅斑が確認されています。

症状の現れ方には個人差があります。痛みや腫れが強い場合、症状が広がる場合、長く続く場合などは医療機関に相談してください。

全身症状が出た場合は速やかに医療機関を受診する

蜂に刺されたあと、刺された部分だけでなく全身に症状が現れた場合は注意が必要です。

全身にじんましんが広がる、唇や舌、喉などが腫れる、息苦しさを感じる、めまいや吐き気が起こる、意識がもうろうとするといった症状は、アナフィラキシーの可能性があります。

症状は急速に進行する場合があるため、呼吸困難や意識状態の変化などがあるときは様子を見続けず、速やかに救急対応を行ってください。

過去に蜂に刺されて強いアレルギー反応を起こしたことがある場合は、事前に受けている医師の指示に従って対応しましょう。

タイワンタケクマバチの巣は枯れた竹の中に作られる

タイワンタケクマバチの巣は枯れた竹の中に作られる

タイワンタケクマバチの大きな特徴が、竹の内部を巣として利用することです。

スズメバチのような球状の巣や、アシナガバチのような六角形の巣房が外から見えるわけではありません。竹の側面に穴を開け、節で区切られた内部の空間を利用して幼虫を育てます。

そのため、一見すると普通の竹に見えても、内部に蜂がいることがあります。

竹に開いた約6mmの丸い穴が巣の入口になる

竹に開いた約6mmの丸い穴が巣の入口になる

タイワンタケクマバチは、枯れた竹の側面に穴を開けて内部へ入り込みます。森林総合研究所が公表した営巣例では、竹に開けられた穿入口の直径は約6mmです。

2025年に公表された調査では、タイワンタケクマバチが営巣していた枯れた竹の直径は15~28mm程度でした。

「直径15~28mm」は営巣に利用された竹そのものの太さであり、入口の穴の大きさではありません。竹の側面に開ける入口は、それよりも小さな丸い穴です。

竹に小さな丸い穴があり、その穴へ黒い蜂が繰り返し出入りしている場合は、節の内部を巣として利用している可能性があります。

ただし、穴を確認するために顔を近づけたり、指や棒を入れたりするのは危険です。離れた位置から蜂の動きを確認してください。

竹垣・竹ぼうき・園芸用支柱にも営巣する

タイワンタケクマバチが利用するのは、竹林にある自然の枯れ竹だけではありません。

民家に設置された竹垣、庭に置いた竹ぼうき、家庭菜園や畑で使用する竹製の支柱など、人の生活圏にある竹材にも巣を作ることがあります。

そのため、自宅に竹林がなくてもタイワンタケクマバチが営巣する可能性があります。

特に注意したいのが、長期間屋外に置かれている竹製品です。雨風にさらされて枯れた状態になった竹材は、タイワンタケクマバチの営巣場所になる場合があります。

竹ぼうきは持ち手や柄を直接つかんで使用するため、営巣に気づかず使用すると蜂を刺激する可能性があります。園芸用支柱も、抜いたり移動したりする前に丸い穴がないか確認しておくとよいでしょう。

竹の節内部を仕切って幼虫を育てる

タイワンタケクマバチは、竹の節と節の間にある空洞を利用して子育てをします。

メスは単独で巣を作り、花から集めた花粉などを内部へ運びます。幼虫が成長するための餌を準備し、竹の内部を区切りながら育房を作ります。

外側から見えるのは竹に開けられた入口だけですが、内部には幼虫を育てる空間が作られています。そのため、巣穴の入口だけを見ても、内部に幼虫や成虫が何匹いるのかを判断することはできません。

スズメバチの巣のように大きな外皮があるわけではなく、アシナガバチのように巣房が外から見えることもありません。「蜂の巣らしい物が見えないから巣はない」と判断しないことが大切です。

枯れ竹が中心だが青竹に穴を開けることもある

タイワンタケクマバチの主な営巣場所は枯れた竹ですが、生きた青竹へ穴を開けることも確認されています。

森林総合研究所による青竹と枯れ竹の比較調査では、調査対象となった青竹でも多くの節で穿孔が完了していました。ただし、青竹では繁殖成功が確認されず、穿孔後や営巣開始後に放棄された例が確認されています。

一方、枯れ竹では、巣の内部に隔壁の痕跡があるものや、越冬中の成虫がいるものが確認されました。

そのため、「青竹には絶対に穴を開けない」とはいえませんが、穴を開けたことと、その場所で繁殖まで成功したことは分けて考える必要があります。

庭の生きた竹に丸い穴を見つけた場合も、穴だけを見て活動中の巣と断定せず、蜂の出入りがあるかを安全な距離から確認してください。

タイワンタケクマバチの生態と一年の活動

タイワンタケクマバチの生態と一年の活動

タイワンタケクマバチは成虫で冬を越し、気温が上がる春になると活動を始めます。

メスが単独で竹に巣を作り、春から初夏にかけて子育てを行います。その後、夏になると新しい成虫が羽化し、秋から冬にかけて再び越冬に入ります。

春から初夏にかけて営巣・子育てを行う

タイワンタケクマバチは、春になると越冬を終えて活動を始めます。4月頃に新成虫が越冬から目覚め、交尾を行ったあと、メスが枯れた竹へ単独で営巣を始めるとされています。

その後、5~7月頃にかけて、メスは花を訪れて花粉などを集めます。集めた花粉は巣へ持ち帰り、幼虫の餌として利用します。

スズメバチのように女王蜂が巣を作り、多数の働き蜂が子育てを行う社会性の蜂ではありません。メスが単独で営巣と子育てを行う点が特徴です。

庭の花などを訪れているタイワンタケクマバチを見つけても、その場所のすぐ近くに巣があるとは限りません。一方、同じ竹の穴へ何度も出入りしている場合は、内部を巣として利用している可能性があります。

夏に羽化し、秋から冬は竹の中で越冬する

夏に羽化し、秋から冬は竹の中で越冬する

巣の中で育った幼虫は成長し、夏になると新しい成虫が羽化します。7月下旬から8月にかけて新成虫が羽化するとされています。

羽化後の成虫も花を訪れて活動しますが、秋から冬になると活動は低下し、竹の内部などで越冬します。

タイワンタケクマバチは単独で営巣する蜂ですが、越冬時には一つの竹の節内部から複数の成虫が確認されることがあります。森林総合研究所の調査では、枯れ竹の内部で複数個体が越冬していた例も確認されています。

冬になって外を飛ぶ蜂が見えなくても、穴の開いた竹の内部が空になったとは限りません。冬に古い竹を切断したり、竹ぼうきを処分したりする場合も、丸い穴が開いていないか確認してから扱いましょう。

タイワンタケクマバチを見つけたときの対処

タイワンタケクマバチを見つけたときの対処

タイワンタケクマバチを見かけたからといって、すぐに駆除しなければならないとは限りません。

花の蜜や花粉を求めて飛んできただけの場合と、竹垣や竹ぼうきなどへ巣を作っている場合では状況が異なります。

まずは蜂を刺激せず、竹に巣穴がある場合も不用意に近づかないことが大切です。

見つけても刺激せず、穴の開いた竹には触れない

タイワンタケクマバチが近くを飛んでいても、手で払ったり追い回したりしないでください。捕まえようとする行為も避けましょう。

攻撃性が低い蜂であっても、身の危険を感じればメスに刺される可能性があります。

竹に丸い穴を見つけた場合も、すぐに竹を持ち上げたり、切断したりしないでください。特に竹ぼうきや園芸用支柱は、内部に蜂がいても外から分からない場合があります。

穴の中を確認するために顔を近づける、ライトを差し込む、棒や指を入れるといった行為も避けます。

花を訪れているタイワンタケクマバチを見かけただけであれば、無理に追い払わず、自然に離れるまで距離を取るとよいでしょう。

竹垣や竹ぼうきへの出入りを安全な距離から確認する

竹に穴を見つけた場合は、安全な距離を確保したうえで、蜂が出入りしているか確認します。

同じ丸い穴へ黒い蜂が繰り返し入っていく場合は、内部が営巣場所として使われている可能性があります。

竹垣であれば、一つの穴だけでなく、見える範囲で周囲の竹にも同じような穴が開いていないか確認します。ただし、確認するために竹垣を動かしたり、裏側へ無理に入り込んだりする必要はありません。

黒く大きな蜂でも、タイワンタケクマバチ以外の種類である可能性があります。種類を判別できない場合は、自己判断で巣に手を加えず、蜂駆除業者などへ確認を依頼する方法もあります。

タイワンタケクマバチの駆除方法と自分で対応する際の注意点

タイワンタケクマバチの駆除方法と自分で対応する際の注意点

タイワンタケクマバチの駆除では、飛んでいる成虫だけでなく、営巣場所になっている竹への対応も必要です。

竹の内部に成虫や幼虫がいる可能性があり、外から巣全体を確認することはできません。活動中の巣へ不用意に近づくと刺されるおそれがあるため、自分で安全に対応できる状況かどうかを確認してから判断してください。

巣の状況を確認し、活動中なら無理に駆除しない

最初に、タイワンタケクマバチと思われる蜂が竹の穴を出入りしているか、安全な距離から確認します。

同じ場所へ繰り返し出入りしている、複数の竹に穴がある、蜂の数が多いといった場合は、巣が利用されている可能性があります。

活動中の巣へ近づき、至近距離から殺虫剤を噴射すると、蜂を刺激して刺されるおそれがあります。市販の殺虫剤であっても、製品ごとに使用できる対象や使用方法が異なるため、自己判断で巣穴へ直接噴射するのは避けましょう。

蜂の種類が分からない、巣穴が複数ある、玄関や通路など人が頻繁に通る場所にある、安全な退避場所を確保できない場合は、無理に自分で駆除しないことが大切です。

駆除後は巣に使われた竹材にも対応する

タイワンタケクマバチは、竹の内部そのものを巣として利用します。そのため、飛んでいる成虫だけを駆除しても、営巣された竹がそのまま残ることがあります。

竹ぼうきや園芸用支柱など簡単に撤去できる物であれば、内部に蜂が残っていないことを確認したうえで、処分を検討します。

竹垣など簡単に撤去できない場合は、巣として利用されていた竹だけでなく、その周囲にも穴が開いていないか確認しましょう。

竹の内部に蜂がいる状態で入口だけを塞ぐと、内部の蜂を刺激する可能性があります。また、別の場所から出ようとして新たな穴を開ける可能性も考えられるため、活動中かどうかを確認せずに巣穴だけを塞ぐのは避けてください。

駆除する蜂と、巣として使われた竹材の両方を確認することが重要です。

自力での対応が難しい場合は駆除業者へ相談する

タイワンタケクマバチかどうか判断できない場合や、巣の状態が分からない場合は、専門業者へ相談する方法があります。

特に、複数の巣穴がある、蜂が頻繁に出入りしている、玄関や庭の通路など生活動線に近い、竹垣のように簡単には撤去できない場所へ巣を作っている場合は、自力での対応が難しくなります。

高所にある竹材や、足場の悪い場所での作業にも注意が必要です。蜂に刺される危険だけでなく、蜂を避けようとして転倒したり、高い場所から転落したりするおそれがあります。

安全に近づけない、蜂の種類を判断できない、駆除後の竹材をどのように処理すればよいか分からない場合は、無理に作業せず専門業者へ相談してください。

タイワンタケクマバチに巣を作らせないための対策

タイワンタケクマバチに巣を作らせないための対策

タイワンタケクマバチは、主に枯れた竹を営巣場所として利用します。

庭や住宅周辺に不要な竹材を長期間置かないことや、現在使用している竹製品を定期的に確認することで、営巣に早く気づきやすくなります。

一度巣として利用された竹がある場合は、その竹だけでなく周辺の竹材も確認しましょう。

住宅周辺の枯れ竹や不要な竹材を放置しない

庭で切った竹を積んだままにしている場合や、使わなくなった竹製の園芸支柱を屋外へ置いている場合は、必要がなければ片付けましょう。

すべての枯れ竹へタイワンタケクマバチが巣を作るわけではありませんが、枯れた竹は代表的な営巣場所です。

特に、長期間動かしていない竹材は、外から見える範囲で丸い穴が開いていないか確認してから扱います。

すでに穴がある場合は、その場ですぐに竹を持ち上げたり切断したりせず、まず蜂が出入りしていないか安全な距離から確認してください。

不要な竹材を整理し、営巣に利用できる枯れ竹を住宅周辺へ大量に残さないことが対策の一つになります。

竹ぼうきや園芸用支柱を定期的に確認する

竹ぼうきや園芸用支柱を定期的に確認する

竹ぼうきや園芸用支柱など、屋外で長期間使用する竹製品は定期的に状態を確認しましょう。

竹の表面に以前はなかった丸い穴が開いていないか、黒い蜂が出入りしていないかを見るだけでも、営巣に気づくきっかけになります。

特に注意したいのが、長期間使っていなかった竹ぼうきです。いきなり柄を持ち上げるのではなく、使用前に表面を確認してください。

国内でも、タイワンタケクマバチが営巣した竹ぼうきを触った際に刺された症例が報告されています。

園芸用支柱も同様に、シーズンが終わって長期間放置していたものを抜いたり移動したりするときは、穴が開いていないか確認してから扱いましょう。

一度使われた竹材は再営巣にも注意する

過去にタイワンタケクマバチが巣を作った竹材をそのまま使用する場合は、その後も定期的に状態を確認してください。

一つの竹に巣穴がある場合、周囲にも営巣に適した竹材が存在している可能性があります。同じ竹だけでなく、隣接する竹垣や園芸用支柱などにも丸い穴がないか見ておきましょう。

タイワンタケクマバチが利用した巣を、ほかの節足動物が二次利用する例も確認されています。以前使われた穴が残っているからといって、現在もタイワンタケクマバチが活動しているとは限りません。反対に、古い穴だと思っていても内部に蜂がいる可能性があります。

穴を見つけた時点ですぐに塞ぐのではなく、まず蜂の出入りがないか確認し、活動中の巣であれば駆除と竹材への対応を行ってから再発防止を検討しましょう。

タイワンタケクマバチの巣や駆除でお困りなら「蜂の巣駆除PRO」へ

タイワンタケクマバチは、全身が黒っぽい外来種のクマバチで、主に枯れた竹の内部へ巣を作ります。

人を見つけて積極的に襲う蜂ではありませんが、メスは刺すことができます。竹の中に巣があることに気づかず、竹ぼうきや園芸用支柱などを触ったことがきっかけで刺される可能性もあります。

竹に小さな丸い穴があり、黒い蜂が同じ場所へ繰り返し出入りしている場合は、内部を巣として利用している可能性があります。穴をのぞき込んだり、棒を入れたり、活動中の巣穴をそのまま塞いだりするのは避けましょう。

タイワンタケクマバチかどうか判断できない場合や、複数の竹に巣穴がある場合、玄関や庭など生活動線に近い場所で営巣している場合は、自分で無理に駆除する必要はありません。

「蜂の巣駆除PRO」では、蜂の種類や巣の状態、営巣している場所を確認したうえで対応しています。竹垣や竹ぼうきなどに巣穴を見つけたものの、安全に対応できるか分からない場合や、自分での駆除に不安がある場合はご相談ください。

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